感動をもとめて楽しく安全な山行をコンセプトに
近郊のハイキングからアルプス縦走まで、四季折々の山を楽しんでいる大阪府勤労者山岳連盟加盟の山岳会です

2014年山行記録

京都トレイル・東山(2014.11.16)

日時:2014年11月16日(日)
参加者:会員 13名 一般 7名

京阪稲荷駅に9時30分集合して、京阪稲荷駅→伏見稲荷大社→稲荷山→四ッ辻→泉涌寺→剣神社→滑石街道交差点→阿弥陀が峰分岐→清水山→清水山分岐→将軍塚→粟田口には15時下山予定。

げんごろうには少し物足りない山行かもしれませんが、今回は稲荷大社のテレビやポスターなどでよく目にした千本鳥居に、おもかるい石(石を持ち上げた時に、思ったより軽く感じると願い事が叶う)を楽しんでもらいたいと思っていました。

千本鳥居
千本鳥居

千本鳥居はすごい人でしたが迫力がありましたね。おもかる石は順番待ちの方が多くて皆さん持ち上げてもらえず残念でした。
下見の時にも思いましたが、稲荷大社の階段は結構しんどいですよね。それと、昼食をとる清水山に行くまでの登りも結構きつかったかも・・・
以外に元気だったのは子供さんの二人です。お兄ちゃんのあっ君は先頭のリーダーと歩いていましたし、妹のあっちゃんはリュックを背負いながら楽々と歩いてました。

清水山への登り道
清水山への登り道

粟田口には予定より早く着いたので、反省会にも参加するメンバーで高台寺、二年坂、三年坂、と京都の町を懐かしく歩きました。反省会のミュヘンでは、一般参加の人々にも参加していただき、ワイワイガヤガヤと楽しいひと時を過ごさせていただきました。
今回は、子供さん2人の参加もあり楽しい山行きとなりました(記・たなか・み)

六甲・トゥエンティクロス(2014.10.26)

日時:2014年10月26日(日)
参加者:会員 6名 一般 7名

今回、10月26日(日)六甲・トエンティークロスに参加したМ田と申します。数あるハイキング・登山サークルの中でもげんごろうHPはたいへん見やすく、はいきんぐ・登山に対しての心づもりが明確に感じ取れたので申し込みさせていただきました。
勇気を出して申し込みしたものの、約20年間全く運動をしていなかった心身ともに緩んだ私。果たして皆さんについて行けるか凄く心配でした。でも、当日はゆっくりしたペースで、山ハイキングは初めての私に丁度良かったです。

飛び石で沢を渡る
飛び石で沢を渡る

歩いている時も休憩のときも、いろんな方と楽しくお話ができ、一人参加の不安がすぐに解消されなした。当日はお天気も良く、透き通る奇麗な川のせせらぎを聞いたり眺めたりしながらのハイキングはとても癒されました。

河原でストレッチ
河原でストレッチ

これを機に屋久島の縄文杉トレッキングに行きたい!という長年の夢を実現させたいと思います。
その為には弛んだ心身を鍛えるために、もっとたくさん歩きたいです。
最後になりますが、HCげんごろうの皆さんとご一緒に初山ハイキングの体験をさせて頂けた事、本当に感謝しています。また、是非参加したいと思いますので、その際はまた温かくお迎えください。

朗報です、2日経ちましたが筋肉痛になっていません、やったー!!(記・М田)

観音峰(2014.9.28)

日時:2014年9月28日(日)
参加者:会員 11名 一般 6名

チャーターバスを予約する時に、バス会社から通達で運転手が1名の時は11時間内に収まるように山行計画書を出してくださいと、言われバス往復が5時間、休憩を入れた山行時間4時間半、バス移動込の入浴時間1時間半の合計11時間の計画書を提出しました。

森ノ宮駐輪場前からマイクロバスに17名を載せて予定時間通り8時に出発し、途中で1回の休憩を取り、観音峰登山口 に10時過ぎに到着(計画より25分早く着いた)、奇麗なトイレがありました。I内さんがダイトレ40kmコースに参加するので日頃の運動不足解消のため観音峰を越えて山上ヶ岳まで一人で行ってきますと、吊り橋を短パンスタイルの駆け足で渡っていきました。

続いて残りの16人も出発、疲れないようにHCげんごろうペースを守って吉野桧林の間を登っていきます、案内書の「観音の水」「展望台」「祠と休憩所」と名前を見だけで観音平までは観光気分で登れるコースと思っていましたが、ブナ林もあり、丸太の階段も多くてなかなか登りがいがありました。

中央の雲がかかている山が弥山
中央の雲がかかている山が弥山

観音平には11:35到着、ここから見える弥山の頂上には薄く雲がかかっていました。お天気も良く見晴らしの良い展望台に腰を掛けて昼食をとりました。12:10尾根道を北に向かって登りますが、尾根が広くて木に巻いてあるテープを探しながらの登りでした。帰ってから調べて分かった紫の花を咲かせたトリカブトの群生地や、マムシ草の赤い実があり、ここまで登ると薄く紅葉した木を見かけました。観音峰には12:56到着。見晴らしが無いので20分の休憩後に下山を始め、広い尾根は下りの方がコースを取りにくく気を使いました。

尖った山が大日岳その隣が稲村ヶ岳
尖った山が大日岳その隣が稲村ヶ岳

順調に下って観音平13:45着。尖った大日岳とその隣の稲村岳が奇麗に見えました。
時間調整のつもりでゆっくり20分の休憩をとりここからはコースも分かり易いので先頭をサブリーダーのSさんと交代して下山する。神社跡の休憩所へ14:24に着いた、ここでリーダーの私が大呆け、何を勘違いしたのか上りで30分ぐらい掛った所だから、下りは20分ぐらいか?と考え、運転手さんにもI内さんにも3時には登山口まで下りると連絡した。ここでも10分以上休憩し下り始めて10分ぐらいしても予想した見覚えのある場所まで下りていないので、あれ?と考えなおしてみたら登りは登山口から休憩所までは45分ぐらい掛っている。下りでも30分以上掛るので3時到着は無理と気が付きました。

丸太の階段を下る
丸太の階段を下る

登山口に15:13到着し、休憩を取りすぎたため山行時間が45分ぐらいオーバーした。 洞川温泉に着くと、観音峰、法力峠、稲村ヶ岳、参上ヶ岳を巡ってきたI内さんが現れて曰く、「ここには早く帰ってきたのに、バスの着くのが遅いので時間を間違えたかと思った。」すみません、リーダーの大ボケで到着時間を間違えました。
いろいろありましたが、温泉にもゆっくり入浴し、予定の時間に温泉を出て、道の駅「黒滝」に寄ってお土産や車中の飲み物を買うことができました。帰りの道は夕方でもあり橿原市回りりだったので道が混んでいましたが、計画通り森ノ宮には19時前に着きました。

計画をした時はバスをチャーター出来る人数が集まるか心配しましたが、参加の皆さんの協力のおかげで無事にバス山行できました。観音峰は梅雨時分に咲く紅花山芍薬が有名です、花が咲く時期に行ってみたいと思っています。忙しい時期にサブリーダーSさん、会計までお願いしてありがとうございました。(記・さかもと)

玉川峡BBQ(2014.7.6)

日時:2014年7月6日(日)
参加者:会員 11名 一般 2名

和歌山県丹生川の清流のほとりにあるキャンプ場、ドームビレッジキャンプ場でBBQをしました。最寄りの高野下駅からキャンプ場まで歩くのですが、結構な距離がありました。
さすが山岳会の例会山行BBQだけじゃない!舗装された道ですが、ガッツリ片道2時間歩きました。

キャンプ場に着くと「楽々BBQ日帰りセットプラン」のためBBQコンロ、テーブルやイスが並べられていてターフも張られていました。重い荷物も持つ必要がなく、着いてすぐBBQができるのはいいですね。
食材は各自食べたい物を持参しましたが、いろんな食材が集まりました。野菜などを洗って切ったりBBQの火をおこしたりして(種火はBBQが終わった他のグループからもらいました)あり程度準備ができたら、思い思いの飲み物を手に山行リーダーのI内さんの合図で乾杯~!

カンパーイ!!
カンパーイ!!

みんなで肉、魚、ソーセージ、野菜、いろんな食材を焼いて食べて、お酒を飲みながら、ワイワイと談笑タイム。
ご飯が炊けて飯盒炊さんグループもBBQに加わり、みんなで盛り上がりましたチーズフォンデュ、マシュマロ焼き、果物やデザート、ピクルス漬けした野菜、キムチなど他にもいろいろあり、すべてが美味しかったです。

パイナップルも焼きました
パイナップルも焼きました

途中、キャンプ場下に流れている川を見に行きましたが、水がすごく奇麗で小さな魚がたくさん泳いでいました。
締めは焼きそば!残った食材を投入し、これも入れる?という食材もありましたが、豪華具だくさんの焼きそば女性陣で作りました。
食べるまでは少し不安でしたが、意外にもめちゃくちゃ美味しかったです。まだまだいたかったのですが時間も来たのでお開きに。BBQ途中から雨が降っていましたが帰るころには小康状態になり、域と同じ道を歩いて帰りました。

帰りは小雨でした
帰りは小雨でした

今回はBBQといつもとは違った例会でしたが、楽しい時を過ごせてよかったです。たまには山行以外も良いものですね。(記・いわさき)

南葛城山(2014.6.29)

日時:2014年6月29日(日)
参加者:会員 11名

行く前に南葛城山のことを少し調べると、922mで和泉山脈の最高峰、道が不明瞭で迷いやすく、コンパスと地図が必須、訪れる日知があまりいない山とかで、今年1月に登った大岩ヶ岳を想像していましたが、予想以上に山深く静かで、初心者の私にとっては厳しい山行となりました。

河内長野駅に集合。
駅に到着すると山行リーダーのI内さんが一人一人に地図とバス割引切符を配ってくれました。地図には本日行くルートがマーカーで塗られていました。前日は雨の中を下見に行かれたとか、準備ありがとうございます。

河内長野駅からバスに乗り、登山口に向かいました。
バス車内はほとんどがハイカーで超満員でした。終点の滝畑ダムで降り登山口に向かいました。本日唯一ある登山口脇のトイレですませ、準備運動をしたり、エネルギー補給などをした後、I内さんが本日のルート、注意点などを説明して、いざ出発~!

登ってすぐに岩湧山への分岐点に来ました。
ここで登山者と出会いましたが、そのあと南葛城山を下るまで誰にも会いませんでした。私たちは千石谷林道の方へ行きしばらく平坦な道が続き、会話をしながら楽しく歩きました。少し行くと林間歩道分岐から沢の方へ下り。川を渡渉してからすぐに急な登りに変わり本格的な山道になりました。

杉林を登り始める
杉林を登り始める

道は関電の保守道で階段になっていてこれがかなりの急登でした。
何度も休みながら登りましたが本当にきつかったです。途中、鉄塔下の見晴らしの良いところで小休憩しました。この時点でバテバテでしたが、あとで地図を確認すると急登の3分の1ほどしか登っていませんでした。

ようやくノゾキ平に到着し、ここでお昼休憩をしました。
地名から何か覗けるかと思いきや、展望はなく何も覗けるところはありませんが木陰で涼しく休むことができました。
お昼を食べたら、南葛城山山頂を目指しました。途中、「山と高原地図」に危険マークがついている所を通りました。道が崩れ細くなっていて、しかも谷側が切り立った崖になっていて、滑落すると危険な感じでした。(私は高所恐怖症のため足がすくんで固まってしまう)
何とか通り抜け、しばらくすると笹薮が現れて、背丈ほどの笹を藪漕ぎしました。藪漕ぎ中、ふと周りを見渡すと、辺り一面の笹の原の先に杉の木々が立ち並び、何とも言えない神秘的な光景でした。

笹が高くて足元が見えない
笹が高くて足元が見えない

一本松に到着すると、山頂まではすぐでした。
山頂は展望がなく、テーブルとベンチがあり広場の様でした。集合写真を撮り小休憩の後、下山開始しました。
下山は笹薮の途中まで来た道を戻り、そこから大滝方面へ下りました。全体的に急な下りで足が勝手に前に出てしまうぐらいの下りもありました。私はまた急斜面で足がすくんでしまい、一部のメンバーを残して先に千石谷まで下山してもらいました。急斜面の怖いところはお尻をつき滑りながら下り、ズボンは泥だらけになるが、何とか先に降りたメンバーが待っているところまで下りました。
下りで予定以上に時間がかかってしまったため、予定していた帰りのバスの時間が迫り、千石谷林道に出てからは早歩きで出す乗り場へ迂回ました。何とか間に合いバスに乗れました、良かった。

千石谷の待ち合わせ場所
千石谷の待ち合わせ場所

私の経験不足、高所恐怖症が原因で、皆さんのペースを乱してしまい、いろいろご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。初心者の私には少し難しかったようです。今までに経験したこともないような道で特に危険マークのところは正直怖かったです。
私がいっぱいいっぱいになっているところを手助けやアドバイスをしてくださり、励ましや優しい言葉をかけてくださり、リーダーのI内さんをはじめ皆さんありがとうございました。少しずつ高所恐怖症を克服できるように頑張ります。今後ともよろしくお願いします。(記・いわさき)

交野山(2014.5.18)

日時:2014年5月18日(日)
参加者:会員 9名 一般 2名

5月18日快晴、初めてのサブリーダーとして参加した「交野山」例会山行。リーダーHa田の元、大船に乗った気持ちでかなりのお任せっぷりでいつもの通りの参加者気分で行ってまいりました。

参加者は前日までの参加予定人数13名から、一般参加の方2名の欠席連絡があり11名となりました。本日も入会勧誘やる気満々のHa田リーダーは少し残念だったかもしれませんが、程よい人数でスタートいたしました。
新緑のまぶしい1年の中でもハイキングにぴったりのこの季節。大阪北河内の「交野山(コウノヤマ)」は大阪府民にとって近場で緑いっぱい、おまけに大阪市内を見下ろす絶景付きのお勧めスポットでした。

交野山絶景付きお勧めスポット
交野山絶景付きお勧めスポット

私には見えませんでしたが、見晴らしの良い「交野山古代岩座址」で出会った、別グループの方いわく大阪城までも遠くに見えていたそうです。少し暑いぐらいでしたが、空も澄み切りいいお天気にも恵まれました。

今回のアップダウンも少なく春を感じながらのんびり過ごせる(体力温存型)ハイキングのメインイベントは「お昼休みにみんなで弁当のお供にポトフを作って美味しく頂く!」です。
みんなで道具や食材を持って行き水道も完備された調理にはもってこいの場所を確保して作り始めました。
私の唯一の任務「食材係」担当は、普段から料理もする機会も少なく不安要素たっぷりの予想通りで材料を並べ見てるだけ~で皆さんに手際よく調理を手伝っていただきました、本当にありがとうございました。
ただ総監督として見守るだけでも美味しくポトフが出来上がり、完成時はほっと安心してうれしかったです。

ポトフ作り
ポトフ作り

続いて、お腹が一杯になったら食後のHA田講師によるハイキング講座が始まりました。
準備万端の素敵すぎるリーダーに「おんぶに抱っこ状態」のサブリーダーの私は眠りを誘う心地よい講師の説明を聴き、頭・顔周りに寄りたかる虫を追っ払いながら何度も眠りに落ちそうになってしまいました。そんな状態ですから、、なかなか頭に入ってきませんでしたが次回「山行計画書」をを作る際にはとても役立つ資料をいただきました。(大切に保管せねばなりません!)

食後のデザート
食後のデザート

こんな感じで、春めく素晴らしい季節、「生き物バンザイ!」山行でした。
出会った生き物は、ウグイスにヒバリ、よく鳴く名も知らない鳥々・木々から落ちてくる無数の虫にオタマジャクシにウシガエル。そして水辺には鴨。
生き物に心癒されたり、ゾッと肝を冷やされたり。特に「何万匹おんねん!」と突っ込みたくなるほど著しい数の黒い幼虫が幹一面にへばりついた「樹」気持ち悪かったです。

今回は、このコースに10回以上来ていると思われるベテランリーダーのもと、道に迷う心配もなくのんびりと季節を楽しめるハイキング日和のええ一日を過ごせました。(記・おおえ)

石鎚山(2014.5.3~5)

日時:2014年5月3日(土)~5日(月)
参加者:会員 6名

5月3日 夜行バスで移動
GWの山行担当は3回目、去年のしまなみ海道サイクリングに続いてまた四国!今年も四国に縁があるようで、今回の特例山行は愛媛県の石鎚山に決まりました。
石鎚山は1982mと西日本最高峰であり、鎖場などハードな印象があるせいか、参加の手があがらず・・・せっかく行けることになった人も都合が悪くなり、いろいろありましたが最終的に男1名、女5名の6名で行くことになりました。
5月3日(土)22時にハービス大阪の高速バス乗り場に集合し、22時30分今治に向けてバスが出発しました。夜行バスは3列シートでカーテンもついていて、なかなか快適でした。早朝6時前に伊予西条の駅に到着しました。

5月4日前半 アケボノツツジと虹
朝の気温が低くて肌寒いので、どこかで朝食をと探したが田舎の駅には何もなく、ローソンが開いていたのでお味噌汁を購入し、バス停のベンチで朝食タイム。7時43分発のバスに乗って石鎚登山ロープウェイに到着、ロープウェイで成就駅まで8分、この時点で標高は1300mまで上がりました。
成就社までスタンプラリーなどしながらのんびり歩きます。今日のお天気は快晴で、日が高くなるにつれて気温も上がってきました。成就社でアケボノツツジコースという標識を見つけたので、聞いてみると2㎞ほど行ったところに群生し、今が見頃だそうなので行ってみることにしました。
アケボノツヅジは今まで見たことがなく、どんな花なのか?楽しみにしなしながら歩きましたが、行けども行けども見当たらず、30分くらい山道をのぼり下りしてようやくピンクの花を発見!桜色より少し濃いピンクで丸い花びらが華やかな感じ。最終地点には素晴らしい景色が広がっていました。

アケボノツツジ
アケボノツツジ

写真撮影をして戻っている時、空に虹がくっきりと横一文字に伸びているのを見ました。普通虹は半円形を描いていますが、この虹は横に伸びて色も鮮やかで、最初はラッキーと言って喜んでいましたが、成就社に戻ってくるまで消えず、なんだか気味悪い虹でした。

5月4日後半 石鎚山の雪
成就社で昼食をとり、遅くなってしまいましたが12時いよいよ頂上を目指します。ミスターを先頭に途中水飲み休憩をはさみながら順調に進みます。GWもあって登山者は子供連れなどが多く、初心者でも気軽に登れる山のようです。
前社ヶ森小屋で休憩し、ミセスが冷やしあめを美味しくいただき、出発しようと立ち上がった時、屋根に頭をぶつけてゴンっという音が・・・。この後、ミセスが調子を崩すのはこの衝撃のせいかも?なにしろ上から下りてきた人が、音が聞こえたと言ってましたし・・・
気を取り直して、一の鎖を横目で見て迂回し、二の鎖へ行く途中、バラバラと空が騒がしい。ヘリが飛んで上の方へ行ったり戻ったりしている。最初はテレビ取材か?と手を振っていたが、下りてくる人の話を聞くと、救助のためと聞いて驚く。雪のため滑落した人がいるそうです。

4月に頂上小屋を予約した時、今年は雪が多いと言っていたけど、滑落するほどなのか!!と少しビビりながら登っていく。事故の後、調査をしていた救助隊の人が山靴をはいていれば大丈夫です。と言ってくれたので、少し安心する。
二の鎖を越えたあたりから雪が登山道に積もっていて、第一の難所があり、冷や汗をかきながら無事に過ぎる。三の鎖を過ぎてからは雪が多くなって、下りる人が渋滞になっている。そして第二、第三の難所を過ぎて、階段を上がっていくと頂上小屋に到着。15時半頃に予定通り着いて一安心。チェックインして天狗岳を見に行くが、誰も頂上まで行きませんでした。

天狗岳
天狗岳

天狗岳をバックに写真撮影をして戻り、部屋で宴会をする。大部屋は満員でしたが広くて布団も清潔で快適でした。A野さんがビンごと担いできた梅酒がおいしい~。N嶋さんが鶴橋で買ってきたつまみもおいしい~。17時半に夕食のカレーを食べて、のんびりする。ミセスはカレーが食べられないくらい具合が悪そうでした。明日は天気が悪く雨の予報。21時には電燈が消されてみんな就寝する。

5月5日 下山して松山観光
朝から雨が降っている。予定していた日の出はもちろん見れず、6時40分頃朝食の放送が流れるまで寝ている。ミセスが朝食を食べていて安心、調子が戻ってきたみたい。レインウェアを着こんで、8時出発。
昨日怖々登ってきた所を今度は途中まで下らないといけない。雪は雨でシャーベット状になっていて踏ん張りにくい。A野さんがアイゼンをつけるというので、つられて3人がつける。やはりアイゼンをつけると精神的に安心する。でも油断は禁物。ロープを使って後ろ向きに下りたり、登りよりも神経を使いながら慎重に歩きます。雨は小降りですが、土小屋へのコースはトラバースが多くて緊張する難所が何か所も登場します。難所で時間を使うせいか、バスの時間が刻々とせまってきて、内心どないしよ~と思いながら歩いていました。10時45分、土小屋のバス停まで下りてきました。食堂があったので時間まで空腹を満たします。

11時30分乗っているのは私達だけでしたが久万高原まで行き、乗り換えて14時45分に松山へ到着。コインロッカーに荷物を入れて、市電の乗り放題チケットを購入し、まずは松山城へ観光に行く。

松山城の「よしあきくん」と一緒に
松山城の「よしあきくん」と一緒に

一応天守閣まで登って松山城下を眺め、道後温泉へ行くと長い列ができている。やはりGWということで、観光地は混んでいます。道後温泉本館はあきらめて近くの温泉で汗を流し、坊っちゃん団子などおみやげを購入し、夕食の店を探すがどこも並んでいる。この辺はあまり店がないと聞いたので、松山市内へ帰って探す。いいと思ったお店は満員、6名が入れるお店はなかなか見つからない。もう空腹も限界に近づいたころ、ようやくお店に入れたので、乾杯してみんなピラニアのように食べる。
夜行バスで帰るので時間はたっぷりあるとのんびりしていると、楽しい時間はあっと言う間に過ぎて・・・。大急ぎで松山市駅のコインロッカーまで歩く。たしかコインロッカーは22時までだったような・・・?あと3分しかない!猛ダッシュで階段を下りて荷物をだし、バス乗り場で荷物を整理し、22時20分大阪に向けて発車したのでした。

今回の山行では滑落事故があったことで、精神的に動揺してしまい、たいしたことのない所でも足が震えたりして、怖い気持ちが大きかったですが、雪のトラバースの歩き方を学ぶことができました。ミスターの先導で無事に下山できてよかったです。サブリーダーN嶋さんのサポートも助かりました。参加された皆さま、ありがとうございました。(記・たつち)

大佛鐡道遺構巡り(2014.4.6)

日時:2014年4月6日(日)
参加者:会員 7名 一般 7名

2014年度最初の例会山行「幻の大佛鐡道遺構巡り」を4月6日に行いました。
大佛鐡道と呼ばれた私鉄が明治31年から明治40年にかけて加茂から奈良市内までを走っていました。明治五大私鉄の一つと謳われた関西鐡道(かんせいてつどう)の大佛線の通称で運行はわずか9年間、しかも鉄道国有化法施行前の廃線だったため資料がほとんど残っておらず、大佛鐡道は「幻の鉄道」と言われる由縁であります。

手作りの大佛鐡道遺構巡りの案内板
手作りの大佛鐡道遺構巡りの案内板

前日の夜から降り出した雨が夜中じゅう続き中止するべきか悩みましたが、朝には雨が上がっていました。しかし気温は低くまた雨が降りそうな気配の中JR加茂駅に10時集合。東口の「動輪モニュメント」前で自己紹介、コース説明を行い10時25分に出発しました。
ランプ小屋、C57蒸気機関車展示場を過ぎたあたりから雨が降ってきました。観音寺橋台、観音寺小橋台を巡ったあたりから雨が上がってきました。

観音寺橋台、向こうの鉄橋はJRが走っています
観音寺橋台、向こうの鉄橋はJRが走っています

下見では通らなかった山道コースを通り、鹿背山橋台を見た後分岐点を右にとり、下見でお願いしていました鹿背山不動尊でトイレ休憩と昼食。
(注意:鹿背山不動尊のトイレはありません 地元のご厚意により、無償で使用させて頂いておりました、鹿背山不動尊内のトイレは、管理上の問題から閉鎖されました。従いまして、里山歩きにおいて、途中トイレは一切ございませんので、ご注意をお願い致します。大仏鉄道研究会公式ホームページより抜粋)

ここから先は大規模宅地造成により道が閉鎖されているため、元の分岐点まで戻りゴルフ場の前を通って梶ヶ谷トンネル、赤橋を見学。赤レンガと御影石を丁寧に積み上げたきれいなトンネルや橋台で建造から100年以上経っているのにまったく痛んでいないし、現在も上を道路として使われているのを観て明治のころの技術の高さに感心とロマンを感じました

農道と水路を確保するための梶ヶ谷トンネル
農道と水路を確保するための梶ヶ谷トンネル

県道44号線に出た後、「光科学館ふぉとん」でトイレ休憩。鹿川トンネル見学後、「元正天皇陵」前の公園で休憩。黒髪山トンネル跡を通過し、見事な桜が見えたので予定になかった鴻池陸上競技場に立ち寄り満開の桜を十分堪能しました。
県道44号線に戻り佐保川を右折。大佛鐡道記念公園に到着。機関車動輪モニュメントの前で記念撮影をしました。ここのしだれ桜は濃いピンク色でソメイヨシノとはまた違った違った美しさでした。JR奈良駅には15時45分に到着解散。今回例会山行は山ではなかったのですが、花見と同時に明治の人々の鉄道のかける思いを堪能していただけたのではないかと思います。(記・なかにし)

春日山原始林(2014.3.29)

日時:2014年3月29日(日)
参加者:会員 14名 一般 9名

H25年度最後の3月例会山行を取り組みました。
金曜日の天気予報では土曜日の夕方より雨のことなのでできる限り早く下山したいと考えながらも、一般参加者(18歳の若者の5名を含め)が10名参加するのでワンポイント講習(読図)をすることにしました

近鉄奈良駅前広場の行基像噴水前に9時30分に全員集合し、簡単な打ち合わせ後(9時45分)出発しました。商店街を通り、デートコースである猿沢池の横を通過した後、奈良公園の春日大社境内の桜が美しい場所で最初の衣服調整タイムを取りました。

奈良公園の桜
奈良公園の桜

若宮神社からの春日山遊歩道は工事中なので、東海自然歩道のコースに変更しました。白毫寺への分岐で東(左)に進み、トイレのある空地で休憩、自己紹介、そしてワンポイント講習(シルバコンパスの使い方、ハイキングセミナーの読図資料の説明)の時間を取りました。若者たちは学校のクラブで顧問から教えてもらっていたとのことで興味深く聞いていた。
(11時過ぎ)沢沿いの道を東に進み、屋根のある休憩所(首切り地蔵)に12時過ぎに到着し、お腹も空いたので昼食にしました。

能登川沿いに歩く
能登川沿いに歩く

もう少し食べようか・・・等話をしているT島さんを急がせて12時半に奈良奥山ドライブウェイに向かい出発する。
広い道のドライブウェイに出て鶯の滝方面への標識を確認して左に歩く。S本さんの子供達はT島さんと繋がって楽しそうに?歩いていました。花がまだ咲いていない桜の大木の横を通過し、鶯の滝と若草山への分岐で、予定していた鶯の滝は時間の関係で諦め左方向の若草山へ向かう。
しばらく歩き、春日山遊歩道へ下る分岐を越え、トイレのある駐車場で休憩。暖かな天候でピースも出ていました。(14時)

頂上付近の鹿
頂上付近の鹿

若草山は広くなだらかな山で341.8mの山東▽点が頂上に設置されています。駐車場から約5分の所に頂上があり、奈良市街地が一望できました。三角点まで登り、記念の集合写真を撮りました。
有料の若草山の敷地は頂上から南西に下ったところにゲートがあり各自支払い入場しました。(大人150円)有料敷地内の急坂を下った東大寺東南院旧境内前の南出口で、ハイキングクラブげんごろう総会の準備があるためこの場で解散しました。
総会議案書や解放の担当者は急いで帰り、その他の方はゆっくりと労山連盟事務所に戻ってもらうことにしました。近鉄奈良駅までの道は思ったよりも遠かったのですが、予定の15時に到着です。もっとのんびり歩いたり、昼寝タイムが作れなくて残念でした。(記・はまだ)

大岩ヶ岳(2014.1.26)

日時:2014年1月26日(日)
参加者:会員 14名 一般 4名

私はげんごろうに入会して一年半ほどになります。
今回が初めての山行担当です。当日の参加者は18名となかなかの大人数になりました。沢山集まり嬉しいような少し心配な複雑な気分。でも一番の気がかりは当日の天気です。天気予報では前日は弱い雨で、当日は6時から晴れ正午からは一時曇り、気温は6時10℃正午9℃と雨の心配はなさそうです。

当日は大阪駅時空の広場に9時集合。そこで大阪から宝塚までの切符と案内書のコピーを配布。緊張ぎみの私にメンバーの方も配布を手伝って頂きありがとうございました。
大阪9時14分発三田行普通に乗り道場駅へ。宝塚で1人、現地で1人これで全員集合。道場駅で宝塚から道場までの区間の清算は各自でお願いしました。トイレを済ませて自己紹介、地形図コピーの配布、軽くストレッチなどをしていざ出発。

慣れない私の為にA野さんが先頭に歩いて頂く事に。強い味方が出来ました。不安だった私の心はこれで快晴 ほんと、お世話になりありがとうございました。
歩きだすと、山道が崩れていると男性2人が引き返して来られました。ルート変更かと不安でしたがHCげんごろうの予定ルートは無事なのでホッとしました。
波豆川沿いに歩き、千刈貯水場右の近畿自然歩道を進み千刈ダムへ。ダムの高さ42.4メートル ダムの長さ106.6メートル 貯水量は11.612.538立方メートル、迫力のある見事なダムで有形文化財にされてます。参加者の皆さんもこのダムは印象に残ったと思います。

千刈ダム
千刈ダム

私はダムから山道に入る所が崩れているかと思いましたが、昨日の雨の影響はなく大丈夫でした。そこを登って行くと、左手にダム湖が見えて来ました。
下見でも登りながらダム湖が見えたりと見晴らしの良い所が何ヶ所もある山だったので、今日もそれが楽しみに登りました。途中、大岩岳を見ながらも登りました。
途中、水分補給や衣服調整の為に、休憩を何度か取りました。少し歩くのが早いと、後ろから声がありました。早く役目を終えたいと思う私の気持ちの表れかと反省。すみませんでした。

大岩ヶ岳への急坂を登る
大岩ヶ岳への急坂を登る

山頂に着くまでには、急な坂道がありこれを登ると、山頂と思えば又下り、最後に岩場を這い上がるように登ったら、ここが大岩岳の山頂でした。案内書にも書かれてましたが、山名のように大岩の上に山頂部が乗っています。標高のわりに見晴らしの良い山です。大パノラマです。大岩岳に、12時20分頃に着いたので順調です。山頂はあまり広いスペースではありませんが、各自席を確保して、楽しいランチタイム。

ここで、記念写真を撮って頂き13時過ぎに下山へ。下山は先頭にS藤(m)さんが、またまた強い味方が出来て安心しました。ここからが大変でした。S藤(m)さんほんとうにありがとうございました。
下山は下見の時と違う、東方向に下りましたが、こちらも岩がありそれに急坂でした。下見では寄らなかった東大岩岳の山頂へ。東大岩岳に登るのも岩肌を登ったりと結構大変でした。山頂は狭く全員が上がれたのか気になりました。
前方には、大岩岳、眼下には千刈ダムと絶景なはずなんですが.....風も出てきてまた、雨もポツポツ下山するまで天気がもってくれるよう私は祈ってました。
東大岩岳から下りて東山橋にと下山する予定が下見のルートから外れてしまい、丸山湿原へ入り、そこからは谷筋を歩いたり、川を渡ったりと、私はどこをどう歩いたのか分からないまま、東山橋へ。でも全員怪我なく、予定の時間に下山出来た事をみんなに感謝してます。

谷川を渡る
谷川を渡る

今回の山行で、道に迷ったらコンパスを使い地形図で位置確認!! コンパスが使えない、地形図が読めない私には、反省する事の多い山になりました。
2月9日(日)の検証山行にも参加しました。そこで、色々と教えて頂きいい経験をさせて頂きありがとうございました。これからも、教えて頂くことばかりですが、どうぞよろしくお願いします。(記・たなか・み)

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