感動をもとめて楽しく安全な山行をコンセプトに
近郊のハイキングからアルプス縦走まで、四季折々の山を楽しんでいる大阪府勤労者山岳連盟加盟の山岳会です

2018年山行記録

摩耶山(2018.12.9)

日時:2018年12月9日(日)
参加者:会員 9名 一般 3名

山行の前日から当日に体調不良でお休みされるメンバーが相次ぎました。担当者のOさんも体調不良で集合場所の梅田駅までで撤退されました。当日もそこそこ寒い1日でしたので無理されず良かったと思われました。 今回の山行時間は短い事もあり集合時間もいつもより遅めで、楽勝気分でしたが梅田駅と王子駅での集合場所にズレがあり、少々焦りました。

しかし携帯電話で連絡を取り合い無事に合流。本当に携帯電話は便利です。思えばげんごろうが発足した当時は携帯電話も普及していなかったし、メールもPCでやり取りが始まった頃です。写真もフィルムでしたので焼き増ししていただいていました、と昔の話し。今の話しに戻ります。

久しぶりに12名の山行になりました
久しぶりに12名の山行になりました

王子駅でMさんとH夫妻と合流です。
駅から山に向かって歩き、登山口あたりで衣類調整。その際に2代目げんごろうの旗が御披露目されました。初代のげんごろうの旗のデザインはMさんがされたもので、2代目もほぼ初代のイメージ。形状は布と違いパウチされて折り畳みは出来ませんが濡れても大丈夫そうですし、非常にリーズナブルに2代目か作成できたとH田さんはご満悦でした。

今回のコースは一般的なコースではありますが、逆送をする形になり登り口が解りにくいと思いきや、Iさんのナビのお蔭で脱線せずに登る事ができました。あまり休憩を取らずゆっくり登った事でスピードが遅い、休憩が少ないとの声がちらほら。久しぶりの大所帯の登山でペース配分が難しいと反省。ある程度に展望が開けて休憩をとる事に。

曇り空でしたが神戸の街や海を眺める事ができました。いつものごとく雑談タイムとなり、背後から「Tさん元気~?と声がして「元気~!」とK君に答えたつもりが、なんとHさんからの問いかけ。わたし的にはもう少し丁寧にお話をしたかったのですが、なんだかバツが悪く、Tさんとは一緒に今年は例会山行より下見山行が多かった事やらの話しができませんでした。

手作りのシュトーレン
手作りのシュトーレン

その後に寺跡やら台風21号の倒木の下をくぐって頂上に到着。
頂上ではH夫妻からクリスマスの焼き菓子のシュトーレンと珈琲が振る舞われました。シュトーレンは奥様の手作りで柔らかくてとっても美味しかったです。Hさんのザックが大きかったのは、水やら珈琲セットがあった為かと。本当に有り難うござました。
その他に社会人になった息子さんの写真(スマホ)も拝見しました。一緒に登った時は小学生だったのにと年月が経つのは速いな~とシミジミ思いました。
帰りですが、ゆっくり目のペースで下山。下山予定時間をオーバーした為、王子動物園(パンダ鑑賞)の入園はせずに、解散となりました。

おしゃべりしながらゆっくり下山
おしゃべりしながらゆっくり下山

その後は梅田にての忘年会スタート。風邪ぴっきのS夫妻と合流です。
会場の百番は登山者のたまり場と思われる程に大盛況でした。いきなりビール瓶6本並びにメニューが次々と実に効率的に運ばれていきます。
Sさんが若いスタッフに駄洒落?!を言われていましたが、先方がよくわかっていなかったような。そんなこんなで19時すぎにお開きになり帰路につきました。
げんごろう平成最後の登り納めの山行報告でした。
新しい年、春からどんな元号になるのでしょうか~?
節目の2019年、皆さん今年も宜しくお願い致します。(文・とみなが)

二上山・ろくわたりの道1(2018.6.3)

日程:2018年6月3日(日)
参加者:会員 6名
コース:9:00上ノ太子駅出発~9:50道の駅 立つ飛鳥の里・太子10:05
~10:15登山口~11:45馬の背(集会)~雌岳山頂手前(昼食)
~雌岳山頂~13:25下山開始~14:42当麻寺駅(解散)

下見できなかったので今年も昨年と同じコースで、ろくわたりの道から二上山馬の背まで清掃登山を行った。
近鉄上ノ太子駅9時出発。日本最古の官道「竹内街道」を歩き、9時50分に近つ飛鳥の里・太子道の駅に到着、Oさんと合流。道の駅でトイレ休憩、お昼ご飯を購入したりして15分休憩する。
昨年は道の駅からゴミ収集して、登山口に着く前でゴミが大変な量になったので、今年はろくわたりの道の登山口までは拾わないようにしました。

ろくわたりの道入口
ろくわたりの道入口

10時15分登山口に到着、ここからゴミ拾い開始です。
登山口に入ると道路から近いからか空き缶やペットボトルなどのゴミがたくさんありました。登山道を少しそれたところにもたくさんのゴミがありましたが、二上山は比較的に綺麗な山でその他の場所ではゴミはほとんどなかったです。あったとしても時々、ガムやアメなどの包み紙、たばこの吸い殻が落ちている程度でした。

馬の背 集めたごみ集計
馬の背 集めたごみ集計

11時45分馬の背に到着。さっそく拾ったゴミを可燃と不燃に分別しました。
COWACの方とも合流し、各会のゴミを一つに纏めて計測すると、可燃ゴミ2㎏、不燃ごみ3㎏、全部で5㎏ありました。山に入るとゴミが無いといいつつも、いざゴミ収集するあるものですね。 集会では各会から挨拶、ゴミ収集状況報告があり、最後に大阪府からのメッセージを代表でIsさんに読んで貰って、無事クリーンハイクを終了です。

雌岳山頂手前のベンチでお昼休憩をしました、食後にOさんが冷えたアイス珈琲をみんなに振舞ってくれました。食事後は雌岳山頂へ、集合写真を撮ってたら集会で合流する予定だった渓遊会の方とばったり出会う。

ゴミ集積場所が下山ルートと違うところにあり、OさんとSさんが別ルートで下山ため、馬の背で別れました。残りのメンバー4人は計画通りのルートで当麻寺駅の方へと下山しました。
駅前の中将餅のお店に寄って、14:42 当麻寺駅に到着しました。
クリーンハイクに参加した皆さまお疲れ様でした。(文・いわさき)

二上山・ろくわたりの道2(2018.6.3)

日頃の山への感謝の気持ちを込めて、クリーンハイクに参加しました。
やる気十分でスタートしたクリーンハイクですが、登山道にゴミは殆ど落ちていませんでした。 しかし、山道から少し離れた斜面などには、空き缶、瓶、お弁当のプラスチックゴミなどがたくさん落ちてました。

自然を楽しみたい、きれいな景色が見たいと思ってハイクにきたのに、落ちているゴミをみると残念な気持ちになりますよね?
山行の度に落ちているゴミを拾って持ち帰ることができれば、とても素晴らしいと思いますが、思うだけで行動には移せません。

まずは簡単なことから、
なるべく山にゴミを持ち込まない。
自分が持ち込んだゴミはポリ袋に入れて持ち帰る。
山に入るすべての人のゴミに対するマナーと意識が高くなれば、自然と山の美観が保たれるし、山を楽しめると思いました。

クリーンハイクはげんごろうの会員になってから初の参加で、前回(3年前)の一般参加の時と比べると、体力的に余裕もってゴミを拾いながら登ることができました。
6月初めなのに夏日のような天気で汗だくになりましたが、いいことをした汗は清々しく気持ちよかったです。また来年も必ず参加しようと思いました。(文・いわさき・さ)

ササユリ
ササユリ

京都トレイル・北山西部(2018.5.20)

日程:2018年5月20日(日)
参加者:会員 5名
行程:叡山電鉄二ノ瀬駅9:00開始→09:06京都一周北山46番→9:34夜泣峠
→09:54向山山頂→10:42関西電力洛北発電所前→12:36山の家はせがわ13:50
→14:49沢ノ池→16:00高雄白雲橋で山行終了
→槙ノ尾バス停からバスで京都駅へ、京都駅で解散

今回歩いた京都一周トレイル北山西部コースですがこれを語らずして何を語る?というほど有名なお店があります。山の家はせがわです。 トレイルコース上にあり、しかも公式マップにはトイレはこのお店でしてと書いているくらい有名です。 今回は二ノ瀬から清滝まで20kmの長距離を歩くのが目的ですが、そのはせがわでランチする目的もあり、みんなはそっちの方が気持ちが大きかったかもしれません。

予定通り二ノ瀬駅を9時に出発。二ノ瀬駅から少し歩くと京都トレイルにはいり、北山46番からスタートです。しばらく歩くと山道に突入して、1キロ先の夜泣峠をめざすのですがこれがなかなかの急登でした。夜泣峠に到着。(9:34、計画より6分早い)
夜泣峠から本日唯一のピーク向山はすぐでした。山頂は展望がなかったです。向山からは下りで急登もなく気持ちよい道で、緩い下りがしばらく続きます。

関西電力洛北発電所に到着、鴨川の水を利用した唯一の水路式の水力発電所で、鴨川と鞍馬川が合流していて水が勢いよく水が流れていました。目の前の川を眺めながらしばし休憩しました。(10:42、計画より8分早い) ここから先は少し道がワイルドです、倒木を跨いだり、くぐったり、いくつか橋を渡るところもあり、変化があって楽しいコースでした。

倒木を跨ぐ
倒木を跨ぐ

動物除けの扉を抜けると氷室の集落へ、小さな集落の田んぼの景色に癒されましたがすぐ終わり、ひたすらコンクリの道を歩き。 “はせがわ2km”の看板を見て、あと2kmもコンクリ道歩きは滅入りそうでしたが、今日のみんなは違います。しんどい時の掛け声は“ハンバーグ♪”とテンション高い。 氷室神社を通り、本日のメイン会場、山の家はせがわに到着です。(12:36、計画より3分早い)

お店はログハウス風でテーブルもイスも全てが木で、いかにも山のレストランという感じで素敵な雰囲気のお店でした。店内はお客さんでいっぱいでしたが待たずに席に着くことができました。 ここの人気はハンバーグで、ハンバーグを注文する人が多かったです。たくさん歩いた後のランチは美味しかった。1つ目の目的は達成です。混んでいたため料理が出てくるのに時間かかりましたが、その分しっかりと休憩できました。(13:50出発、計画より10分遅れ)

はせがわのハンバーグとエビフライ
はせがわのハンバーグとエビフライ

ここからは後半戦、また山道に入ります。
京見峠というところは、その名の通り、京都の街並みを見下ろせる眺めのよいところでした。その後は今日1番に荒れている倒木地帯に突入します。あらかじめ京都一周トレイルの公式ページに情報があったので驚きはなかったです。 倒木の切り口を見ると新しいのもあり、明らかに昨年の台風の影響です。沢ノ池に到着。(14:49、計画より9分遅れ) 沢ノ池で集合写真を撮って小休憩後、早々と沢ノ池を出発しました。

沢ノ池
沢ノ池

池を過ぎると、道がえぐられたところや、人ひとりがやっと通れるほどの細い道を歩いたりと歩きにくいところでした。高雄には16:00、計画より40分遅れで到着。 遅く歩いたつもりはなく40分も遅れ?沢ノ池から高雄の間で30分遅れたことになり、確かに歩きにくい箇所はありましたが30分も遅れるのは疑問でした。
高雄で先に進むか終了するかの判断になり、計画通り進むと到着は17時半を過ぎるのは確実のため、高雄で山行終了することにしました。 もう1つの目的20kmを歩くは達成できずでしたが、結果的には正しい選択でした。 後日計画書を再確認すると、その区間のタイムを20分も少なく書いてました(私の記入ミスです、すみません)また機会ある時にリベンジですね。(文・いわさき)

九重連山・湯布院(2018.5.2~5)

日程:2018年5月2日(水)~5日(土)
参加者:会員 3名
行程:
 2日 大阪南港19:05<別府港行フェリー>
 3日 別府港07:05<タクシー>→07:15JR別府駅西口/07:37
 <路線バス>→09:38牧ノ戸峠/10:00
 <登山スタート>→沓掛山→扇ヶ鼻分岐11:27→久住分れ12:10→12:40久住山12:55
→13:20久住分れ(昼食)13:45→北千里浜14:15→15:25法華院温泉山荘(泊)
 4日 法華院温泉山荘07:10<出発>→坊がつる→雨ヶ池越→長者原09:40
→くじゅう登山口10:22<路線バス>→11:25由布院駅前BC着(入浴・昼食)
→由布院駅前BC15:50<路線バス>→17:20別府観光港/19:35<大阪南港行フェリー>
 5日 大阪南港07:35着

<5月2日>
18:00大阪南港1ターミナルに集合。コンビニ弁当を買ってフェリーに乗船する。

<5月3日>
別府港フェリー下船と同時に駆け足でタクシーに乗り込みJR別府駅へと向かう。「牧ノ戸峠」まで2時間乗車するので座れなかったら大変と思っていたが、乗客は少なく余裕で座れ拍子抜けする。 「牧ノ戸峠」でバスを降りると気温が低く風も吹いていて、雨上がりの雲が山の上部を覆っていました。

防寒着を着て出発。コンクリートの遊歩道を登っていきます。
稜線の展望台に着くと一気に視界が開けなだらかな山並みが見えてきました。九重の山は低木ばかりで山の連なりがよくわかります。 風で雲が取れて青空が広がってきました。遊歩道が終わり黒土の登山道に変わる。 岩を巻いて下っていく所で早速Ⅰさんが高所恐怖症を訴え助けを求める。その後は順調に進むがペースは少し遅れ気味。

「久住分れ避難小屋」でトイレ休憩。
小屋の前は陽だまりの広場になっているので多くの登山者が休憩をしている。「久住分れ」まで来ると久住山、中岳の山容がくっきり。青空に筆で書いた様な雲が浮かんでいるが風が強い。久住山頂を目指してガレ場を登っていくが、風が強く吹き飛ばされそうになりペースが上がらない。

久住山山頂からの眺め
久住山山頂からの眺め

山頂で記念写真を撮った後、元来たガレ場を下る。
中岳との分岐点まで戻り予定通り中岳登頂をするかどうか考えたが、遅れ気味の上、風が強くペースが上がらないので山荘到着時間を考慮して今回は諦めて「北千里浜」に下ることにしました。 いたるところに黄色の丸印が書かれたガレ道を下ると砂浜が広がる「北千里浜」に到着。
広い砂浜の道を進み「諏蛾守越分岐」を右に進むと下の方に山荘とカラフルなテントが見えてきました。緩やかな下り坂を下って「法華院温泉山荘」に到着。 山荘の下には山に囲まれた「坊がつる」湿原が広がっていてすばらしい。山荘で受付を済ませ宿泊。

<5月4日>
予定より20分早く山荘を出発。
「坊がつる」の景色を写真に収め、名残惜しみつつ「雨ヶ池越」へと上り坂を登っていく。今回初めての灌木地帯の山道に入り、木道の「雨ヶ池越」に到着。湿地帯に水は溜まっていなかった。

雨ヶ池越
雨ヶ池越

「長者原」へと下り坂を下っていくと逆方向から登山者やハイカーが次々と登ってくるのに出会う。キャンプ道具を背負った人、小さい子供連れの人、殆ど荷物を持っていない人等。 やがて平坦な「長者原」の遊歩道になり広々とした草原の「長者原登山口」に到着。

広い駐車場はどこも車がいっぱい。しかし「くじゅう登山口」バス停には1人しか待っていなかった。バスはガラガラで余裕で座れた。由布院駅近くに来ると車で渋滞する。「由布院駅前バスセンター」で下車。 入浴と食事後金鱗湖まで散策するが、道は観光客で埋め尽くされていた。
帰りのバスが遅れるのを見越して30分早めのバスに乗車する。別府港に近づくに従って道路が混み出しフェリー乗り場には最初の予定時間に到着した。港近くで夕食後フェリーに乗船。

<5月5日>
フェリー内のレストランで朝食後下船し解散。(文・なかにし)

金剛山(2018.3.25)

日時:2018年3月25日(日)
目的:金剛山の春の花の観察
参加者:会員 5名

南海河内長野駅前改札口前に8時45分にSさん以外のメンバーは集合し、9時発のバスに乗車(河内長野駅から片道550円)。終点のロープウェイ前で下車し、近鉄富田林から来たSさんと合流する。

トイレ休憩を取った後に9時30分出発。少し下って念仏坂コースを沢の右岸のアスファルトの林道を登っていく。 途中の文殊尾根コースの登り口から若者達が上がって行くのを横目に見ながらさらに進む。20分程でシルバーコースの登山口に到着し衣服調整をする。 最初に岩場があるので注意して登る。登りきってからは平坦な道が続く。数本の丸太で重ねた橋を緊張してバランスを取りながら渡る(不安で声を張り上げている方もいました)

丸太橋
丸太橋

カタクリ尾根への道を右に見ながら沢道を進んで行く。ゆるやかなコースなのでシルバーコースと名付けられているのも理解できる。
最後の急坂を登りきると金剛山とちはや園地との間の広い道幅の遊歩道に到着した。子供連れや海外の登山者も多く歩いている。金剛山頂上へ話が弾みながら向かう。 11時半に頂上広場に到着。
金剛桜はつぼみの状態である。時計台で記念写真を撮り、トイレ休憩を取った後、ちはや園地へ向かって左側の遊歩道を通る。葛木神社横を通り、展望台も横目に見ながら進む。12時過ぎにちはや園地に到着する。
園地内の2つのベンチを利用し男女に分かれ昼食をとる。30分程で昼食を終え「ちはや星と自然のミュージアム」でトイレ休憩。

福寿草
福寿草

シャクナゲの道で福寿草見学をするため許可を得て通行禁止の場所から入場する。一番下がった場所に福寿草の群生が満開であった。元来た道を戻り、次のカタクリの道に入る。 下山予定時間が迫っているのだが、自然管理者が上の方から咲いていることを教えてもらい登って行く。数本のカタクリが咲いているのに出会えて嬉しさいっぱいでした。

時間が無いので、遊歩道から入る急坂のカタクリ尾根を急いで下り(尾根にはカタクリは咲いていませんでしたが、カタクリの葉がありました)、シルバーコースの沢に到着しました。 すでにこの時に14時になっていたので予定のバスには難しい時間でした。再び丸太橋に出会いましたが登りの時のような時間はかからず安全に通過し、ロープウェイバス停に無事に下山しました。
予定した次のバスに乗車しSさん邸に向かいました。(バス代570円)(文・はまだ)

雲山峰・大福山(2018.2.4)

日時:2018年2月4日(日)
参加者:会員 7名

紀泉高原、雲山峰は、大阪最南端のハイキングコースで、6つの駅(JR阪和線/山中渓、紀伊、六十谷、南海本線/孝子、岬公園、箱作)から降りてすぐ山の中に入れ、駅から駅へといろんなコースを取ることができ、大阪南に住むハイカー、トレイルランナーで賑わっています。

山行当日のお天気はとてもとても寒く、風が強く、雪の舞う、冬の厳しさを感じる一日でした。休憩すると直ぐに身体が冷えるので、全体的に休憩時間が短く、いつもより皆さんの動き出しも早かったこともあり、予定よりもスムーズに行程が進みました。雲山峰山頂で昼食をとり皆さんの体力も問題なさそうでしたので大福山まで足を伸ばしました。

低山の稜線歩き、山行中は見晴らしのいいポイントが各所にあり、大阪湾の南端から明石海峡まで、反対側には紀ノ川・和歌浦湾を挟んで海南・有田までの紀州の景色が望めました。冬と違い夏の山行は、日当たりが良くてとても暑く体力の消耗が激しくなるので注意が必要です。

寒い寒い一日、長い山行、下山先の六十谷駅が見えると走って駅まで向かう参加者の方もいました。山中トイレがないのがこの山の難点なのです。(文・いけうち)

(コースタイム)
山中渓駅出発 8:35
第2パノラマ 9:40~50
雲山峰 11:20~50
井関峠 12:35~40
大福山 13:10~20
六十谷駅到着 14:55

第一パノラマ台からの眺め
第一パノラマ台からは関空連絡橋が見えてました

愛宕山(2018.1.14)

日時:2018年1月14日(日)
参加者:会員 9名
行程:清滝~裏参道~大杉谷~愛宕山~昼休憩~表参道~清滝

1月の例会は雪のある山だと初心者の方には難しく、引率する私たちも不安が大きいので、なかなか決めかねていましたが、雪のある時期に行ったことがある愛宕山に決まりました。山頂にある愛宕神社は火伏せの神様が祀られていて、前回いただいたお札を台所に貼っていたので、今年のお札をもらいにいくという目的もありましたが・・・。

7:45 阪急梅田駅に集合して7:55発で嵐山へ行く電車の中で早くも事件が起こっていました。来る途中でAさんの靴の底の部分がはがれてしまい、コンビニで急きょ購入した瞬間接着剤とテーピングで処置している状態でした。最後まではがれないことを祈りつつ、雪景色を見ながら嵐山に到着、満員のバスで清滝に到着しました。

9:50 登山開始。計画では表参道のピストンでしたが、昨日下見をしたOさん情報で裏参道を登って表参道を下りてくるほうが時間の短縮ができ、同じ道を歩くより楽しいかも?と聞いて裏参道を登り始めました。これが正しかったのか?いまから考えると反省することは多いのですが、まさかこんな事態になろうとは・・・。

大杉谷コースを上ります
大杉谷コースを上ります

山道を登っていくと雪はありますが、アイゼンをつけるほどではなく、道に倒木や、細い渡し橋がありIさんには大変な道のりになったようです。 裏街道を登ることに不満の声をあげていたので、文句を言いつつ、嘆きながらも後ろを歩くHさんに助けられて、なんとか登っていました。休憩をはさみながら、ゆっくりと歩き、雪が深くなってくると、アイゼンを装着する時間も必要で、予定より時間がかかっています。私はアイゼンをつけてもすぐにはずれるので、持ってきていませんでしたが、Iさんからチェーンアイゼンなるものを貸してもらい、更に登りました。

愛宕神社への石段
愛宕神社への石段

13:30 愛宕神社の境内に到着。上がってくるとさすがに気温が低く寒いので、囲いのある場所を探して、寒い中、昼食をとりました。昼食後、愛宕神社に参拝するつもりでしたが階段の雪が滑りそうです。 全員が登って下りると最終のバスに間に合わせるには14:30に下山しなければ間に合いません。Hさんから参拝せずに下山するほうがいいとアドバイスをいただき、14:00集合写真をとって下山しました。 表参道は歩きやすく、標準タイム2時間のところを2時間半で下り、16:30清滝に到着しました。往きは3時間半なので計6時間の歩行時間でした。

愛宕神社に参拝できず受験のお守りやお札など、目的を果たせず申し訳なかったと思います。下でバスの時刻表を確認したら最終バスが4時半だけでなく、それ以降もあって急いで下りなくてもお参りできたかも?と思いましたが、雪があると時間がかかるし、時間が読めないので早く下りたのは正解でした。

余談ですが、Iさんに借りたチェーンアイゼン!ゴム製になっていて着脱が本当に楽なので、早速モンベルに買いに行ったところ、Mサイズは品切れで今季はもう入荷しないそうです。
参加された皆様、お疲れ様でした。(文・たつち)

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