感動をもとめて楽しく安全な山行をコンセプトに
近郊のハイキングからアルプス縦走まで、四季折々の山を楽しんでいる大阪府勤労者山岳連盟加盟の山岳会です

2015年山行記録

東おたふく山1

日時:2015年12月13日(日)
参加者:会員 11名 一般 2名

阪急芦屋川駅9時半に全員集合。川に沿って少し歩いた公園で朝の挨拶と準備体操をして出発しました。
ロックガーデンの中央稜は手を使ってバランスを保ちながら歩くのですが、後ろから他のパーティが次々と登ってくるので、道を空ける関係で風吹岩には予定を過ぎて到着です。幸い、この日は時間待ち毎に展望すると見通しが良く、大阪湾の景色に見とれ気持ちが良かったです。

風吹き岩
風吹き岩

途中、道を逸れて横池に行くと、池の周りに猪が数匹いました。のんびりとした情景で、この場所で昼食をと考えましたが、まだ、行けるとの声が多かったので雨ケ峠まで行くことにしました。
急坂を喘ぎながら登った雨ヶ峠で他にもハイカーがいたので、数グループに分かれて昼食を取りました。約30分後に数回ピークを登り東おたふく山へ到着しました。ここから下ったところにバス停があるので用事がある数名がやむをえず下山することになりました。

元の雨ヶ峠にもどり、ゴルフ場のトイレに寄って風吹岩に到着しました。この場所で忘年会の時間に予定のコースでは間に合わないように判断しましたので、計画を変更して岡本駅から芦屋川駅に向かうことにしました。
ただ、ロックガーデンの道はいろんなことを考えると時間がかかるので、危険箇所の無い歩きやすい魚屋道を通って行くことにしました。その結果、16時前に到着することが出来て、無事に宴会会場に予定通り間に合うことが出来ました。(万歳!)(文・はまだ)

東おたふく山2

この日の山行は、少し曇っていましたが風もなく登りのよい日和でした。準備運動を芦屋川(朝9時半)から川沿いに住宅地を進んだ公園で済ませ、高座の滝を目指します。
高座の滝にて1回目のトイレ休憩。(朝10時26分)高座の滝は、このところの雨量と季節的に少なかったように思います。
風吹岩にて休憩(午前11時28分着)猫がいました。ロックガーデンの居付きでしょう。里に下りてくることはないと思います。猫缶、キャットフードを持って登って来られる方がいるようです。飢える心配もなければ、この冬は暖かいので寒さにおびえることもないでしょう。友達猫もたくさんいそうですし、さみしくもなくきままでよい身分です。

横池(午前11時37分)水を飲みに来ていた猪がおりました。池の中にいる猪を見たのは初めてでした。水を飲みに来たのだとしても、多くの人間に怯える風もありません。岡本の山手幹線の横断歩道を青になってから渡っている猪を見たことはあります。道路の左右を確認はしておりませんでしたが、人間が横断歩道を渡っているのを見てから渡っているのは驚きでした。
雨ヶ峠(12時30分~12時55分)昼食です。そんなにお腹はすいていないと思っていました。おにぎりをほおばると、それなりに食欲が。風がないので、座って昼食をとるのに寒気をそんなに感じないで済みました。すでに雨ヶ峠に到着時間が30分ほど遅れておりました。

東おたふく山のササ
東おたふく山のササ

東お多福山(午後1時30分)ススキの原っぱを思い描いておりましたが、笹に覆われその笹も丁寧に刈り取られゴルフ場のような山になっていました。ススキを保護するにも笹の旺盛な繁殖には負けてしまいます。笹は根こそぎ掘り起こして「刈払い」しなければいけません。笹の地下茎は、固く丈夫で断ち切ることが難しいうえ、すぐにまた地下茎は伸びてきます。笹の生育抑制には土壌に薬剤を混ぜ込むことが一番です。庭のグランドカバーとして笹を考える方がいらっしゃいますが、笹を甘く見てはいけません。すぐさま制御できなくなり、庭の管理不能となります。

ここでミセス、T中さんが先に下山。M月さん親子の下山。下山したところでバス停があるとのことでした。
ゴルフ場 トイレ休憩(午後2時10分)こちらのトイレ前の花壇に人参が植えてありました。謎です。食するのでしょうか。観賞用でしょうか。その他の野菜は栽培されておりませんでした。

ゴルフ場のニンジン
ゴルフ場のニンジン

下山ルートの変更です。がんこ梅田本店へ午後4時30分ということですので、そのまま芦屋川へ降りていきました。反省としては、30分から40分の遅れはあったものの休憩をもう少しとれればよかったです。最後にルート変更という対応ができたのもHa田さんのおかげです。ありがとうございました。(文・なかの)

京都トレイル・東山

日時:2015年11月15日(日)
参加者:会員 10名

今回の山行は平成26年11月15日に東山コースを南に延伸した「伏見・深草ルート」を歩きます。
集合場所の京阪伏見稲荷駅改札を出たところに、京都トレイル道標1があります。ここを出発して、伏見稲荷大社の大鳥居をくぐり境内に入りました。本殿で各自お参りをして境内隅で、担当リーダーから挨拶コース説明、SLの私はその前に配る準備していた地図のコピーを配り忘れてしまいました。リーダーは「あれっ」て、顔もされたし、「僕はあるが・・」と小声で。それでも気付かず、山行で一番必要な持ち物なのに。
準備体操も終えて、人気スポットの千本鳥居をくぐり奥社へ向かいます。

外国人に人気№1 千本鳥居
外国人に人気№1 千本鳥居

千本鳥居はまだまだ続きますが、そこから外れて、京都トレイルと深草トレイルの道標の方に入っていきます。整備された竹林を見ながら歩いている途中で、N氏から「地図のコピーが用意されていると思い地図を持って来なかった と言われて、慌てて地図を参加者の方に渡しました。
昨日の決行メールが早すぎてなかったか、携帯は忘れる、地図配布を忘れてしまう、そんな事を気にしながらの山行になりました。

千本鳥居を抜けて京都トレイルを歩き始めてから、京都らしい風景の竹林が続きます。里道を下ったり、登ったり、峠なのか前方に京都の街が見え、そこを下ると民家があり、大きな柿の木や、菊の花が目につきました。ここからはのどかな風景が続き、しばらくすると住宅地に出てきます。
その住宅には、京都らしい書道和紙・掛軸の看板や、表具師の看板が目に入りました。名神高速道路の高架をくぐり、住宅街を歩き、(旧)大岩街道の大きな道路に出ます。渡れば大岩神社の鳥居がすぐに見えます。参道は鬱蒼と茂った竹藪の中を歩きます。池と白姫龍神大神の碑があり、参道にはマムシ注意の看板も何か所かありました。

堂本画伯寄贈の鳥居
堂本画伯寄贈の鳥居

大岩神社の鳥居は日本画家、堂本印象さんが寄進された立派な鳥居があります。参道は倒木もありますが、みんな軽々跨ぎ進んで行きます。前日の雨を気にしていましたが、何も心配するような事はなく、私の思い込みに過ぎませんでした。
途中、大岩神社と大岩展望所の分岐点で、大岩神社の方に案内をしてしまい、大岩神社(本社)から、大岩展望所に向かっていただく事になりました。皆さん、すみませんでした。
鬱蒼として暗い大岩神社から、一変して大岩展望所は見晴らしがよく、京都市街地、大阪のビル街、ハルカスまで澄んでいたら見えます。後で行く伏見桃山城も遠くに見えました。ここには、手作りのベンチが備え付けられています。ここに座って昼食にしました。

京都市街地
京都市街地

大岩展望所から下っていくと遠くに見えていた伏見桃山城が近づいてきます。ここから、住宅地に入り歩いていると、八科峠の石碑がたっています。ここは、車も多く注意して歩きました。
伏見北堀公園に入り、ここから伏見桃山城に向かいます。公園は広く散歩やウォーキングにいい公園で、沢山の木々に囲まれています。トイレ休憩ですが、「後から行く明治天皇陵のおトイレがきれいですよ と言いましたが、距離を考えると言うべきではなかった。公園から続けて天守閣に行けます。伏見桃山城は復元された模擬天守で、耐震基準などで今は中に入ることは出来ません。ここで記念写真を撮りました。

明治天皇伏見桃山陵
明治天皇伏見桃山陵

次は明治天皇陵です。参拝までの道を清浄に保つよう玉砂利が敷き詰められています。歩くたびに玉砂利の響きと大きな杉並木の参道をゆったりとした気分で歩けました。森林に囲まれた広い敷地ですが、ゴミや枯れ葉もなくその管理に感心しました。ここでトイレ休憩にしました。参拝道を歩き終わると、明治天皇 伏見桃山陵に着きます。墳形は、上円下方、御墳塋にさざれ石が敷き詰められているのが特徴です。明治天皇陵前の石段は急勾配で230段もあるそうです。野球少年がトレーニングしていましたが、見ているだけで目が眩みそうになります。

予定より早い下山だったので、龍馬祭が開かれている商店街の方に移動して、龍馬通りをブラブラ歩き、坂本龍馬が定宿していた旅館寺田屋の前を見学して反省会のお店に向かいました。 反省会では楽しいひと時を過ごさせて頂きありがとうございました。前日の雨の影響もなく、予定通りの山行、反省会が無事に終わり、リーダー、参加者の方に感謝しています。担当として、行きとどかなかったことすみませんでした。これからも宜しくお願いします。(文・たなか・み)

生駒縦走1

日時:2015年10月25日(日)
参加者:会員 6名 一般 1名

10月例会山行で生駒山系縦走に参加しました。前の週はダイトレ葛城山チェックポイント&ゴール担当で2周続けての山でした。
生駒山は会社から遥か彼方に見え、天気が良ければはっきりと電波塔の姿が見える山で、大阪人にとってはなじみの深い山です。今回はケーブルカーを乗り継いで山上遊園地からのスタートであり、絶好のお気楽コースでした。

ケーブルカーといっても最初は住宅街を走っており、いくつかの踏切があったのには驚きました。また、山上にはレトロな乗り物が一杯の遊園地があり、まだオープン前で試運転の最終でしたが、1回100円では結構楽しめるかもと思いました。 生駒山は標高642mだそうで、東京スカイツリーの634mよりほんの少し高い山です。遊園地の先に進むといつも会社から見える電波塔群が現れ、天に突き刺す鉄の槍と言う感じでした。特に真っ青な空に向かって伸びる赤白の電波塔は、非常にコントラストが良く絵になっていました。

テレビのアンテナ塔
テレビのアンテナ塔

ただし、眼下の眺めは途中いくつかの展望台がありましたが、どこからも遠くが霞んでいて遠くは六甲山系の東側までで、たぶんあのうっすらしたあたりが淡路島で、その横が多分明石大橋ちゃうか、の世界でした。余りに良い天気が続いたので、空気中にチリやホコリが飛散しており、雨が降ると空気が洗われるのにと途中でオッチャンが解説してくれました。

ハルカスも霞んでいました
ハルカスも霞んでいました

定番の暗峠で写真をとり、鳴川峠を経て鐘が鳴る丘展望台では高所恐怖症で足がすくむスリリングな展望台に立って鐘をガンガン鳴らし、側にあった鉄の棒には二人を結びつけるとされる名前の入った鍵の山を見ながら、十三峠を経て高安山のゴールに到着しました。

鐘が鳴る丘展望台
鐘が鳴る丘展望台

高安山は488mで生駒山からそんなにアップダウンも一部を除けば少なく、遠くには大阪湾と大阪市内の高層ビルを、頭上近くにジェット機の飛行を、足元に晩秋の気配を感じながらの楽しい一日でした。ダイトレや六甲山系も良いですが、生駒の山も道が整備されているので、結構家族で楽しめるコースだと改めて思いました。(文・さとう・た)

生駒縦走2

しばらく山行をご無沙汰しておりましたが、おかげさまで、この夏くらいから軽い山行には参加できるようになりました。
とはいっても例会のリーダーをつとめる自信はなく、どうしようかな?と思案していると生駒ならばなんとかなりそうな気がして、Nさんが企画して流れてしまった7月例会を復活してはどうかと室内例会で提案すると、すんなりOKがでましたので、私はサブリーダーへとおさまりました。参加者は一般も含めて7名、ちょうどいい感じです。
近鉄生駒駅に集合して、徒歩でケーブル乗り場まで行きました。9:00発のケーブルに乗って出発です。

この日生駒ケーブルは満員でした
この日生駒ケーブルは満員でした

生駒にはよく行っていますが、ケーブルに乗ることは今までなかったので、こんなにかわいい乗り物だとは知りませんでした。子供が喜びそうなケーブルを乗りついで、私達もちょっとテンションがUP!生駒山上遊園地に到着しました。トイレと自己紹介を済ませて、遊園地を通りぬけます。
しばらく歩くと見晴らしのいい場所に着き、アベノハルカスを確認して、暗峠へと向かいます。

暗峠といわれるこの場所は大阪と奈良を結ぶ最短路として、古くから発達していたそうです。石畳の路や道しるべなどは歴史を感じさせるものですね。
10:35ぼくらの広場は見晴らしのいい場所で、この日は天気も良く、さわやかな秋晴れで、心地の良い風が吹いていました。トイレと休憩をはさんで、鳴川峠へ歩きます。
12:45鐘の鳴る丘展望台でお昼御飯。 I崎さんがめっちゃうれしそうでした。自分の食べた物を写真で撮影していました。
食後、鐘の鳴る丘へ登って、鐘を鳴らしました。

鐘が鳴る丘展望台
鐘が鳴る丘展望台

上に登ると風が強くて、帽子が飛ばされそうになりました。微妙に揺れるので怖くて、早々に退散しました。十三塚を通り、高安駅へと向かいます。
14:25 高安駅からケーブルに乗って信貴山口で乗り換えて近鉄で帰路に着きました。早い時間なので、めずらしく反省会なしの山行となりました。
参加された皆さんお疲れ様でした。(文・たつち)

雲山峰

日時:2015年9月6日(日)
参加者:会員 8名 セミナー生 4名 ビジター 2名

今回はげんごろうで初めての担当でした。下見から始まり、当日の山行までいろいろな経験ができた山行になりました。 まずは8月23日の下見について書きます。
当日と同じ時間にSさんと集合し、雲山峰に向いました。この日は快晴でした。2年前に1度雲山峰には行ったことがあるのですが、暑かった記憶しかなく、早々にバテてしまうのではと不安に思いながら、山中渓駅に到着です。

早速、出発です。トイレの場所、自己紹介の場所、休憩ポイントなど確認しながら進みました。今回の見どころのひとつめの第一パノラマ展望台に着きました。この日は快晴で海も青く、関空はもちろん遠くにはうっすら明石海峡も見ることができました。

関西空港
関西空港

当日もこんな景色が見れればいいですね、とSさんと話しながら景色を楽しんでいると、Sさんがふと展望台の柵に架かっている案内を見つけました。な、な、なんと今回下る予定の紀伊駅道ルートが通行止めという案内です。まだ出発して1時間程で、なんで!!って叫びたくなりました。同時に下見って来てみるもんやなあと実感しました。

下山コースの出口近くが高速道路建設工事の為の通行止めということで、現状どうなのかSさんが案内に書いている電話番号にかけてみましたが、日曜で工事が休みということで繋がりません。他にもルートがあるので、ルート変更も考えながらとりあえずは先に進むことにしました。昼食は雲山峰よりだいぶ手前の少しだけ広いスペースで摂りました。ルートのほとんどが1人歩く幅しかない登山道で途中に休憩できるポイントもあまりありませんでした。

雲山峰頂上
雲山峰頂上

昼食後、30分程歩き雲峰山に到着です。雲峰山には木に温度計が吊り下げらており、山頂の温度は24度と快適な温度でした。この日はまだ8月後半なのに、湿度も低かったのかあまり暑く感じませんでした。登山道もほとんど木で覆われており心地よい日陰で時よりそよそよ風が流れ涼しく快適に歩くことができました。

紀の川
紀の川

さて、雲山峰山頂より30分程歩き和歌山市内が見下ろせる展望広場に着き、問題の下りルートへ向います。とりあえず、予定の紀伊駅道ルートの方へ行ってみることにしました。そして下り口の分岐へ到着、最初の案内があってからここに来るまで通行止めの案内が全くなかったのですが、ここに来てやっと通行止めの案内が登場です。

少し進んでみましたが、道はあるものの、通行止めの間は手入れがされておらず、草が背丈以上に伸び放題で通るのが困難な感じでした。私は手前で待機し、Sさんがもう少し先まで進んでみてくれました。Sさんの姿が見えず、少し不安でしたが草の中で待機していました。最初だけが草で覆われている感じとのことでした。
分岐へ戻り、しばらく考え、近くにあった関電の鉄塔をつなぐ道を少し進んでみましたが、Sさんの判断で引き返しました。やはり違うルートで下ろうかと15分位戻ったところで、工事の管理会社から折り返しの電話がかかってきました。確認したところ、現在は下ったところの高速道路の下を通れるようになっているとのことでした。

紀伊駅への道しるべ
紀伊駅への道しるべ

ということで、本番当日はともかく今日は試しに予定の紀伊駅道ルートを下りてみることにして、またまた引き返しました。背丈程の草だらけの道は最初の15m程でした。そこを抜けると一応登山道が現れました。時間もロスしていたので、足早に1時間程かけて下りました。登山道はあるものの、道が細くなっていたりと、草木もだいぶ荒れており、天気によっては少し危険な感じがしました。最後は高速道路の下の道をくぐり紀伊駅へ無事に到着することができました。 セミナー生も参加するし、げんごろうのイメージも考え、安全なルートの方がいいかなと話しながら帰路に着きました。

そして当日の山行です。
やはり通行止めのルートは危険ということで、井関峠へまわり六十谷駅へ下るルートへ変更しました。当日は残念ながら天気は降水確率60%の雨でした。今日はげんごろう8名、セミナー生4名、一般2名と大人数の山行です。
天王寺駅に8時40分集合、山中渓駅へ着くまでは雨も止んでいました。このまま降らなければいいなと思いながら、まずトイレと自己紹介するため山中渓駅近くのわんぱく王国の休憩所へ向いました。すると着いた途端、雨がパラパラ降りだしました。

わんぱく王国
わんぱく王国

10時20分、レインウェアを装着し、雨の中わんぱく王国を出発です。
今日は先頭を任されました。線路沿いを歩き踏切を渡り住宅地を少し行ったところで左へ曲がらなければならないところで、おしゃべりに夢中で早速気付かずまっすぐ進んでしまいました。すぐさまSさんからつっこまれてしまいました。初めての担当なのでお許しくださいませ。

そんなこんなで登山口です。ここからはほぼ1本道なので安心。大行列なのでゆっくり登って行きます。ゆっくり登ってるつもりですが、途中速いと注意を受け、難しいなぁと思いながら、後ろを気にしつつ登ります。登っていくごとに雨もしっかり降り出します。休憩ポイントも晴れの2人山行と雨の大人数山行とはタイミングや回数も違い、臨機応変に休憩を取りながら登って行きました。

雨とガスの中を歩く
雨とガスの中を歩く

第一パノラマ台へ到着。雨で海がうっすら見える程です。だんだん雨も強くなり、引き返すか進むか話し合いです。もう少し進んでみて判断しようということになりました。登山道はわりと木で覆われており、意外と雨もあまり気にならず、傾斜も緩やかな道なので、傘を指しながら進んでいきました。
進みだすとどんどん進み、昼食のポイントへあっという間に到着です。(12時10分)ここまで来たらどんなに大雨になろうがもう戻れません。

雲山峰頂上
雲山峰頂上

昼食後、12時45分、雲山峰へ出発です。途中、絶景の見えるポイントに寄り、ここからは少し登って、13時25分、今日のメイン雲山峰へ到着です。集合写真を撮り、少し休憩し再び出発です。30分程少し下り、14時00分展望広場へ到着です。雨もだんだん止み、和歌山市内と紀ノ川がきれいに見ることができました。

青少年森展望広場
青少年森展望広場

ここで計画書を見ると予定通りの時間です。14時10分展望広場を出発。今日は井関峠へ向かいます。ここからは下見では通っていないので、未知のルートです。急に先頭を歩くのが不安になってきました。ちょっと分岐があるだけで、戸惑ってしまいました。14時40分井関峠へ到着、しばしの休憩タイムです。15時前井関峠出発、ここから六十谷駅までの1時間は少し長く感じました。
16時10分、14名とも無事に六十谷駅へ到着。今日は、アップダウンは少なかったですが、距離は少し長めで結構歩きごたえがありました。今回は、初めての下見、初めての担当、雨の山行と一度にたくさんの経験ができ、私の山行経験の中でも印象に残る山行になりました。(文・はっとり)

北アルプス裏銀座(烏帽子岳・野口五郎岳)

日時:2015年8月12日(水)~15日(土)
参加者:会員 6名

8月13日(木)
高瀬ダム9:30出発~烏帽子小屋14:50着 烏帽子小屋15:20出発~烏帽子岳~烏帽子小屋17:20着
歩行時間約7.5時間

高瀬ダムからすぐ不動沢トンネルを抜け吊り橋を渡る。濁沢を渡るとすぐ登山口が有る。樹林帯の中をジグザグに登っても登っても急登が続く。途中で昼食を取り、また登る。みんなでブナ立尾根の経験は1度で十分と話していると稜線に出、程なくして烏帽子小屋に着いた。
曇り空で展望は今一つ。烏帽子に行っても展望は望めないと思われる。小屋に荷物を置き、烏帽子岳をピストンで行ってくることになる。S藤さんは両足がつって烏帽子岳を断念。I内(k)さんは不参加。

早速、出発です。トイレの場所、自己紹介の場所、休憩ポイントなど確認しながら進みました。今回の見どころのひとつめの第一パノラマ展望台に着きました。この日は快晴で海も青く、関空はもちろん遠くにはうっすら明石海峡も見ることができました。
I内夫妻はテント泊の為I内(j)さんは後から追っかけてくることになり、N西・N嶋・F木・H部の4名で出発。途中から小雨が降りだす。前烏帽子までは稜線上を順調に歩く。途中で会った人に聞くと、鎖が雨で滑らなければ15分程で登れますよとのこと。

霧がかかってきたその先に烏帽子岳の異様な姿が現れた。尖った岩が塔のように集まった山容に不気味さを感じる。登るか戻るかためらわれるが、ここまで来たなら登らないと後で後悔すると、登ることにする。縦の鎖場が現れるが岩の矢印は鎖を使わない斜め左方向に向いている。矢印に沿って岩場をよじ登るが、途中で手懸かりが無くなってしまう。2,3度試みるが危険と判断し、縦の鎖を持って登ることにした。
私は上がることができたものの女性陣は立ち往生してしまった。I内(淳)さんが追いつき、登り方を色々指導してくれたおかげで鎖場を無事通過。最後の頂上直下も、リングの金具を掴んで1人づつよじ登り山頂に立つことができました。山頂といっても岩と岩の間に人1人が立つ隙間しかなく、その向こうは絶壁でした。
雨がひどくなり急いで小屋に戻りましたが、ずぶ濡れになりました。予定より30分近く多く掛かりました。サブザックは持っていったのですが、雨具とヘッドランプを持っていかなかったことが反省させられました。

烏帽子岳(2628m)
烏帽子岳(2628m)

8月14日(金)
烏帽子小屋6:10出発~三つ岳~野口五郎小屋9:10着 野口五郎小屋9:40出発~野口五郎岳~真砂分岐10:40~南真砂岳~湯俣岳~湯俣温泉晴嵐壮17:20着歩行時間
歩行時間約11時間

前日夜中大雨だったため予定の行動ができるかどうか危ぶまれましたが、出発の頃には小雨になったためカッパを着て予定どおり出発しました。 途中から砂地になり登山道のあちこちにコマクサが咲いていました。こんなに沢山コマクサが咲いているのを見るのは初めてでした。 途中展望が望めないので、展望コースを通らずお花畑コースを通りました。トリカブトなどが咲いていて綺麗でした。
野口五郎小屋で休憩、朝食をたべて出発。野口五郎岳は山容が広く山頂の表示がないとどこが山頂か解らないような山でした。

雨が降ったり止んだりの中、真砂分岐から竹村新道に入りました。この道は急坂でいたるところにロープが張ってあったり、階段があったり、ぬかるんで滑り易かったりで慎重に歩かないと転げ落ちそうなところがいたるところにあります。
気が抜けないうえに歩いても歩いても高度が下がっていかず、足の踏ん張りが利かなくなってきてひたすら我慢々の下山で、予定より2時間ほど遅れて晴嵐壮に到着しました。
I内夫妻も疲れたためこの日は晴嵐壮に宿泊することになり、温泉に入った後全員で夕食を共にしました。疲れていたのでお酒がおいしくて酌が進みました。

8月15日(土)
晴嵐壮7:00出発~高瀬ダム9:50着
歩行時間約3時間

昨日竹村新道で痛めた足が痛い。高瀬川に沿った登山道を高瀬ダム目指して歩く。
今日は天気は良いが少し肌寒い。天気が1日ずれていたらアルプスの展望が観られたのに残念だ。登山道は途中から林道になり高瀬川はダム湖になる。水の色が綺麗。
あれが野口五郎?あれが前烏帽子かな?と写真を撮りながら歩く。長い高瀬トンネルを抜けて高瀬ダムに到着。I内さん特例山行の計画から準備、山行リーダーと本当にありがとうございました。
そして参加の皆様お疲れ様でした。(文・なかにし)

天王山とビール工場1

日時:2015年8月2日(日)
参加者:会員 11名 一般 2名

大変ご無沙汰しております。3月末に東京から戻ってきましたMです。
4月の中山連山は引っ越しでまだまだ忙しく、7月の生駒山縦走は雨の予報で中止となり、なかなか山行に参加できずにいました。 そして8月。猛暑続きの今年の夏、こんな時にそんなに高くなくて涼しくもなさそうな・・・でも、天王山くらいなら登れるかも?と直前に娘のYuとともに参加することになりました。急な連絡に対応していただきありがとうございました。 ずっと世田谷通信をさぼっていたので感想文を書けとの要請が?!暑い!という記憶しかないんですが、、、頑張って思い出してみます。

青い栗が落ちていました、秋の匂い
青い栗が落ちていました、秋の匂い

8時半にJR山崎駅に行くと、大勢のハイカーの姿。でも、知っているメンバーが少ない!いつの間にか、新しいメンバーが増えたんですね!私のことを知らない人も多いと思うので、では、まずは自己紹介を。
M、4?歳、夏山ハイキングセミナーに参加し、げんごろう創設時のメンバーです。創設時は月に2~4回山に行っていました。冬山セミナーにも参加したし、北アルプスや八ヶ岳、白馬等々も行きました。でも、岩場が苦手です。 家族構成は山には全く興味のない夫、小学6年生の娘・Yuとの3人家族。Yuができてから山に行く機会が激減し、年に1度、子連れでたま~に参加するようになった3年前に突然の転勤で初めて関西を離れ、東京に引っ越しました。

東京ではなかなかハイキングに行けず(;;)高尾山にリフトで登ったり、奥多摩や筑波山、千葉の鋸山に車で行ったりはしました。丹沢に行きたかったなぁ・・・
子どもも大きくなったし、これからはもっと山に行きたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。 ちなみに、昔、Ha氏に「松嶋菜々子に似ている?!」と言われ、笑いのネタにしてましたが、松嶋菜々子と反町が以前住んでいたマンションが世田谷にあったり、結婚した日が私の入籍日だったり、何か縁を感じています(笑)

天王山までの途中にある酒解神社
天王山までの途中にある酒解神社

あ、山行の感想でしたよね。
宝石寺で自己紹介&準備体操。リーダーのYri子さまからきれいな地図のカラーコピーをいただきちょっと感激!
暑いながらも天王山までは木陰を順調に登ってあっという間でした。が、実はそこから先が長かった。昼食場所の柳谷観音までの最後のアスファルトは記憶が朦朧としています。リーダーが道を行き過ぎたような・・・ 昼食場所の柳谷観音の休憩所は風が通り、心地よかったです。
S夫妻の冷やしそうめんと冷凍缶詰みかんがめちゃくちゃ美味しそうでした!昼食後はみな、ビールを目指して歩くのみ?!途中、またまたリーダーが行き過ぎそうになるけれど、またまたミセスがナイスフォロー! 最後の駅までのアスファルト道はバスに乗るぞ!との勢いで下りました。

阪急西山天王山駅から無料シャトルバスに乗り、サントリービール工場へ。見学まで時間があったので、そこで着替えてみなさっぱり!

新ビール「マスターズドリーム」
新ビール「マスターズドリーム」

そして、冷たくてきめ細やかな泡のビールを堪能♪私は味見&なっちゃんオレンジを2杯♪
私は久しぶりの山登りに、もう筋肉痛が?!と思ったけれど、翌日は大丈夫でした! いやぁ~本当にこんなに汗だくになったのは何年ぶり?!という感じでしたが、心地よい疲労感。少しはリハビリできたかな?またぼちぼち山行に参加できたらと思っています。Yuも参加したいとか?!母娘ともどもよろしくお願いします。(文・もちづき)

天王山とビール工場2

真夏の山行、やっぱり行かなきゃよかった。
天王山とサントリービール工場見学ならよく知ったところだしと山行担当の手伝いをすることになったのですが、やはり暑さにやられました。
暑いのは予想していたので、昼食には素麺と冷凍みかんをもっていき、水筒に氷を入れた水と凍ったペットボトルとヒヤロンをもって出かけました。ミスターは前日の飲みすぎの為、宝積寺ですでに1リットル飲みほしていました。宝積寺から青木葉谷展望広場まで10分しか歩いてないのにみんな汗だく。

青木葉谷展望広場
青木葉谷展望広場

休憩を取り、水分補給して出発。旗立松展望台まで約10分。ここでまた水分補給の為休憩。残念なことにここで1名リタイアしました。昨日の疲れが残っていたようで一度帰ってビール工場で再会する約束をして別れました。本来一人で下山するのはあり得ないんですがまだ20分しか登ってないし、天王山だから駅も近いし本人の希望もあり一人で下山していただきました。

その後、天王山山頂迄順調に進みました。山頂ではトレランの練習をしている若いグループに出会いましたが元気があふれてる感じでした。 昼食場所の楊谷寺目指して進みます。比較的歩きやすい山の中は順調に進みましたがコンクリ道路に出るとやはり照り返しが強く、だらだらと歩いていました。

楊谷寺本堂
楊谷寺本堂

楊谷寺で昼食です。やはり暑くて食欲がありません。素麺にしといてよかった。つるっと入っていきました。食べないともっとばててしまうので頑張って食べました。するとYri子様が暑さにやられて食欲がなくご飯を食べていません。Yri子様でもばてるんですね。そんなんでYri子様に素麺のおすそ分け。本当は余ってました。Yri子様も素麺は食べられて少し元気が戻ったようです。保冷剤を首に巻いて体を冷やしていました。

昼食も終わりいざ出発。ここからが今日一番のしんどいところです。さっき下ってきたところを登るんです。暑いのでちょっとだらだらと歩いていました(車道)。
先頭を歩くリーダーは必死に歩いていましたが下見にいたにも関わらず車道を下っていました。山への入り口を見落としていました。ちょっと戻って無事正規のルートにもどりました。やはり、一度下ったところを登り返すのはしんどさ倍増です。さっきまでにぎやかに喋っていたのがとたんに静かになりました。

静かに登りました
静かに登りました

なんとが小倉神社分岐迄くるとまたにぎやかになりました。ここからは下るだけ、あとちょっと。しかし私は暑さにやられていました。持参したヒヤロンを頭にのせて冷やしながら下山しました。小倉神社で薬を飲んで頭を冷やして落ち着きました。
ここまでは木陰の中を歩いていましたが、ここからはコンクリの車道です。やはり照り返しにやられます。リーダーは下山したことでホットしていたことでしょう。予定ではビール工場迄徒歩でしたので、リーダーはそのつもりだったのですがもう、歩きたくない私は西山天王山駅からバスに乗ろうとたくらみます。 リーダーにバスの時間を聞くとギリギリでした。こんなことなら小倉神社でゆっくりしないで早く出発すればよかった。 駅に向かって猛ダッシュであるきました。ギリギリバスに間に合いました。

ビール工場に到着後着替えをしてさっぱりして工場見学に出発です。 出発前に説明が少しありそこでホップの臭いを嗅いだ時にあまりの強烈なにおいに頭がガンガンと鳴り響きました。そこからは頭痛との戦いでした。山行では何とか無事に下山できたのにここで頭痛と戦うことになるとは思いもしませんでした。忘れてましたが途中下山した人とは無事に再会することができました。(文・さとう・え)

二上山1

日時:2015年6月7日(日)
参加者:会員 8名 一般 2名
コース:当麻寺駅→当麻寺→大池→祐泉寺→馬の背
馬の背にてクリーンハイク集会(ごみ集結し秤量、COWAC,なにわ、げんごろうの3会各紹介、挨拶)
休憩→雌岳山頂に記念写真→岩屋峠経由で当麻方面へ下山→登山口付近の園にて昼食→当麻寺駅前中将堂にてヨモギ餡餅の 名物土産購入→天王寺にて全員で反省会→解散

毎年恒例、6月の第一日曜日開催クリ-ンハイキング、二上山に行ってきました。
大阪阿部野橋駅8:50集合、メンバーは皆早めの集合で構内のトイレに行く時間がとれるほどのんびりとホームにて閑談しながら電車を待つ余裕しゃくしゃくの幸先の良い出発でした! 途中乗換の古市駅でもスムーズに合流メンバーを見つけ、当麻駅合流メンバーも当麻寺駅構内のトイレから登場。全員集合し、改札前では合同でクリーンハイク参加のなにわの会の方々に会いました。毎年同様にここでCOWACの会のとりまとめ役の方に受付を済ませるつもりが、なかなか来ません!
なにわの会の方にも「先に行ったと伝えてほしい」とメッセージを託され待つこと20分ほど。それから待つことさらに10分。その間に各自準備万端にゴミ袋の配布や軍手・炭バサミを用意して出発の身支度完了です、馬の背で合流できるので受付手続きは諦めて出発することとなりました。
馬の背でCOWACの会のとりまとめ役の方に受付してもらった時には何事もなかったかのように済まされたので拍子抜けでした。どうやら今年は先に行ったようでした。(自分に「前連絡はしっかり取っておくべきです」反省。)今回の山行担当兼、自然護委員は何を隠そう私です。皆さんにご迷惑をかけてしまいました。

大池では毎年ガチョウが出迎えてくれます
大池では毎年ガチョウが出迎えてくれます

まぁ実は気にせずにすぐに忘れて出発しました、のんびり10分くらい歩くと当麻寺に到着。自己紹介と準備体操を各自で行い、クリーンハイキングいざ出発です。
まだまだ街道はタバコの吸い殻やゴミが割りと落ちていて炭バサミで拾いながらゆったりペースでしゃべりながら登山口まで行きました。
途中、不法投棄の家庭用プリンタを見つけ、落ちていた場所の住所を示す電信柱を写メしてプリンタの写真と一緒に後日、市役所のHP経由で葛城市當麻クリーンセンターへ回収依頼のメールを送り無事回収報告の知らせが届きました。同時に登山口でメンバーが発見したブラウン管テレビの回収も依頼したのですが、こちらは谷底の川に不法投棄されていたため「ゴミは確認しました、道まで引き上げる方法を検討中です。」の回答をもらいました。

沢沿いを歩きながらゴミ集め
沢沿いを歩きながらゴミ集め

げんごろうってかなりいい事していると思いきや、その後に参加した大阪府勤労者山岳連盟・自然保護委員会のクリーンハイク報告会では清掃と同時に樹木の殖樹を行っている会や、更に大物の車の投棄発見・消火器など不法投棄などで大量の73㎏・140㎏等を報告している会など朝から夕方までかなり真剣にボランティアに取り組まれている情報を知り頭が下がる思いになりました。
そんなクリーンハイク状況でゲンゴロウメンバーも山を愛しきれいにして、ちょっこと社会に貢献して気持ちのいい気分でI夫妻の入籍報告お祝いと称し、奇跡の全員参加で天王寺にて楽しく反省会を行って終了となりました。

ササユリの季節です
ササユリの季節です

途中、馬の背で待つCOWACの会・なにわの会の方を想像して、急がせて休憩を先延ばしにしたり、ゴミ拾い山行のため両手がふさがりお茶を歩きながら飲む機会もとれなかったことが原因で軽い脱水症状になった方が出たりハプニングもありましたが、さすがゲンゴロウの皆さんです。やさしく暖かい気持ち&正しい判断で臨機応変に対処していただき何事もなく終わりました。(私、見守るのみで何も出来ずでした)
改めて、普段から心も体もそして知識も全部成長させていかなアカンなぁとゲンゴロウの先輩方を見習いたく思いました。プライベートでそんな気持ちにさせてくれるハイキングクラブげんごろうにバンザイ!(文・おおえ)

二上山2

子どもの頃登った山に、大人になってもう一度登ってみたい、と思うのですが、二上山もその一つで、ぜひと思い一般参加しました。
今回はクリーンハイクということで(野口健みたい、とうれしくなり)大きなゴミ袋を持参したら「えらいはりきってるなー」と言われて見たら皆さんスーパーの袋。恥ずかしくなって同じ袋をもらい、O江さんにゴミバサミをお借りして出発。本当にスーパーの袋で充分で、二上山はゴミが少なくきれいでした。

一本足の傘堂
一本足の傘堂

當麻寺、1本柱の堂を過ぎ、池にてスッポンのような亀とコブのあるガチョウ(?)に遭遇しました。 その後時間がおしてしまい、急ぎめで集合場所の馬の背に向かい、なんとか時間内に到着。登りはけっこうきつく「子どもの頃に登れたし」と甘く見ていた自分に反省、体力のなさを実感しました。
馬の背で頂いた、I内夫妻からのカステラ、T中さんからの冷たいゼリーがとても美味! 雌岳山頂は天気も良く見晴らしは最高。「あれが耳成山、あれが畝傍山」とおしえてもらった山が下の方。すごく登ってきた感じがしました。

下りはコース変更があり、遠回りせず近道を下り、木が多い道で比較的涼しく歩けました。休憩所で昼食。それぞれいろんな昼食で、人が食べているものはおいしそうに見えます。
早めに下山したので、反省会は長めに行われ(登山時間と同じくらいの長さ?)盛りだくさんの話で、楽しくなごやかに、また山の話もあり勉強になりました。
いろいろ準備して下さった方々、本当にありがとうございました。また参加させて頂こうと思っています。よろしくお願いします。(文・一般・おかはた)

岩湧山

日時:2015年5月24日(日)
参加者:会員 12名 一般 1名

9時半に紀見峠駅に集合。今回は読図の勉強をするということで、S班とH班に分かれ、お互いの班でコンパスの使い方を教えてもらった後に出発しました。
私自身、コンパスを殆ど使ったことが無かったので、教えて頂きましたが理解するのに時間がかかりました。

歩いてそんなに経たない内に、S班が先に行き、見る見る内に見えなくなってしまいました。木々で日陰になっていたので、最初は気持ちよく登れましたが、やはり途中から暑くなり汗が流れてきました。

新緑の広葉樹の道を歩きます
新緑の広葉樹の道を歩きます

休憩途中で高津高校のワンゲル部の人達と出会い、女子高生も大きなリュックを背負っていました。
途中少しショートカットをしましたが、全然追いつくことが出来なく、声さえも聞こえませんでした。

正午頃、頂上に到着。なんと、佐藤班は20分も前に到着し、お昼ご飯も済ませたあとでした。
山頂から見る景色はとても綺麗で、景色を眺めながらのランチはとても美味しく感じました。
間もなくして、下山開始。 途中で岩湧寺があり、又四季彩館でしばしの休憩をとりました。その後の歩道は長く感じてしまいました。

無人の天見駅で山行終了
無人の天見駅で山行終了

久しぶりに例会山行に参加し、楽しく歩けました(少し疲れてしまいましたが) 個人的にはまたススキのシーズンに来たいと思います。(文・たかまつ)

中山連山1

日時:2015年4月19日(日)
参加者:会員 4名 一般 4名

天気予報があいにく午前中が雨ということで、阪急山本駅から出発の予定が急遽、となりの阪急中山観音駅からの出発となりました。
元のコースでは最明寺滝や岩場の道もあり楽しみにしていたので少々残念でした。山本駅を出発しすぐに中山寺に到着。屋根のある場所で、自己紹介などしていると、早速、雨がパラパラ降ってきました。みんなレインウェアーを装着し出発することとしました。中山寺のお参りを済ませ、中山寺奥ノ院参道へと向かいます。

奥の院への道
奥の院への道

ちょっと歩いていくと、だんだん体が蒸し蒸し暑くなってきました。久しぶりの登山で温度感覚などがわからず、雨で寒くなるのは嫌なのでとりあえず冬用のタイツを穿いていました。このタイツ、汗などの水分で発熱するという機能があり、蒸し蒸しの体にさらに追い打ちをかけるかのようでした。さらに冬用の上着兼レインウェアー、これまた暑くて大変でした。

しばらく行くと雨も止み、すぐに晴れ間が見えてきました。もう降りそうにない位晴れてきたので、みんな暑い暑いと、レインウェアーも脱ぐことにしました。でも、タイツは脱げないので我慢我慢、再び歩き始めました。 だんだんちらほらピンク色のコバノミツバツツジが咲いているのを見ることができました。そしてしばらく行くと、夫婦岩に到着です。このコースを下るルートは一度行ったことがあるのですが、どんな道か全く記憶がなかったのですが夫婦岩は見たら思い出しました。

コバノミツバツツジ
コバノミツバツツジ

小休憩し、出発。さらにたくさんのコバノミツツバツジが咲いていました。市街地のツツジでもなく、大和葛城山のツツジでもなく小さくて可愛らしい優しそうなツツジでした。そして、奥ノ院に到着、トイレ休憩。中山山頂へ向かう前に昼休憩!!・・・しようとしたところ、別の山登りのグループの方にここで食べるとお寺の方に怒られると教えて頂き、昼食は山頂までお預けとなってしましました。
奥ノ院から近そうで遠い中山山頂、30分位かけて到着。やっとお昼休憩です。ここにもツツジが咲いており、ツツジを見ながらお食事タイム。お食事タイム後、Sさんより読図のお話しタイム。

そして下山開始。まずは奥ノ院まで。そこから、向かうは清荒神へ。思っていたより山っぽさのある変化のあるルートでした。さくさく進んで行くと、最後の最後に岩場!?高度感があり長~いロープがブラ~ンと。行ってみるとそうでもないけど、なんでこんな長いロープがついているのか・・。無事にみんな通過。

岩場を下る
岩場を下る

少し行くと横の脇道から、お婆さんが登場、私たちの前を通り過ぎて行きました。あれれっ、他に岩場を避けるルートもあったようでした。そして無事に下山、最後に清荒神へお参りして帰りました。 なかなか内容の濃い楽しい山行でした。(文・はっとり)

中山連山2

日時:2015年4月19日(日)
小雨のち曇り

当日が雨の確率が60%との予報。急遽コースを変更しました。雨で岩場が濡れて滑ってしまうと懸念した次第です。雨かもしれない中、それでも参加された8名!

コース変更して阪急中山観音駅 10時スタート、中山観音寺→夫婦岩→中山寺奥の院11:30→中山最高峰12:15昼食12:55→中山寺奥の院13:35→清荒神14:40

中山観音寺は大きなお寺の事という事で、屋根付きの休憩できるようなスペースがありました。そこで各自が自己紹介。今回は一般参加の3名は複数回の参加。
自己紹介。今回は一般参加の3名は複数回の参加。今年になって担当の私よりげんごろう山行に参加されている!と思ったのでした。
小雨が降っており、出発前に雨具を着用。スタート時点での雨具の着用は最近では久しぶり?。雨具を着込むと雨が止む経験も何度かしていましたが、今回も30分歩いた?ぐらいに雨が止みました。そんな天気の中、登山者と予想以上に出会いました。なかには地元の方なのでしょう、手ぶらで長靴で歩いている方々も。最高峰の手前あたりから、コバノミツバツツジが見頃な状態で、ピンク色の小道を進みました。

中山への尾根道
中山への尾根道

最高峰(478.0m)にも咲いていたコバノミツバツツジを愛でながら昼食をいただきました。その後はコンパスの使い方のミニ講習。一般参加の方は興味津々の様子。来月の読図山行にも関心あるとの事でした。帰りは予想していたよりも、ゴツゴツとした山道で、山を歩いたと感じられました。鎖でなくロープが張ってある箇所に想定外に出くわし少し停滞しましたが、まぁなんとか通過して、30分たたないぐらいに清荒神に到着したのでした。参道の商店は思いのほか閉まっていて寂しい感じで、15時すぎには清荒神駅に到着。

梅田で反省会という名の飲み会、もとい新会員を獲得する為の勧誘コンパ?!を実施。祇園山行や、ビール山行など山以外のお楽しみ(軟弱と言われた事もありましたっけ?)山行を熱く語ってみました。
新年度、なんとか例会山行が実施できました。ご協力もいただき、色々有り難うございました。できれば日帰りでの有志山行も企画できたらと密かに(公言してしまいました)思っていますので、今後とも宜しくお願い致します。(文・とみなが)

交野山

日時:2015年3月28日(日)
参加者:会員 13名 一般 4名

9:00 JR津田駅集合~ 近くの公園にて自己紹介・体操
初めて降りる「JR津田駅」「でえ~へん」といわれながら、ここでも娘にしつこくトイレへ、と直行。約10年ぶり山行でどきどきの私。
げんごろう12+1(娘・・・げんごろうの仲間入り)→13名 一般4名ぜんいんで17名集まると結構大きな輪。

9:45 いざ出発!
住宅街を抜けて車道を横切る。危ない!危ない!車にひかれるところでした、前について行くだけではいけません。周りを見て、自分の身は自分で守ることを再確認(笑)

10:25 国見山登頂 展望もなかなかいい。
京都タワーが見えるらしいのですが、双眼鏡でもかすんで見えません。途中熱くなり、娘は半袖。数日前まで真冬並みの寒さで、この時期何を着ようかホントに迷います。

交野山頂上
交野山頂上

10:40 白旗池・ふれあいセンター見学
初めて「おしどり」を鑑賞。センター職員の方が、3~4台の望遠鏡でピントを合わせてくださりバードウオッチング。沢山の展示パネルと生き物のはく製がある。

11:30 交野山登頂 360°の大パノラマ。
やはり霞んでいて見えません。阿倍野ハルカカス、通天閣どれ~?私がカメラを探している間、娘はさっさと巨岩の上へ!!鎖も何もない所で嬉しそうに飛び跳ねている姿をみて、後でぞっとし、反省。

交野山頂上
交野山頂上

12:30頃~13:10頃 府民の森くろんど池 お弁当タイム
この時間を楽しみに、娘は参加を決めたのかな。リクエスト通りのお弁当、でも一番おいしかったものは→ウインナー!!

13:40 すいれん池
お弁当の後、くつろぎすぎて、あれだけ言っていた「トイレ」の言葉を忘れる~途中、「モミジ」・人生2度目の野外トイレを体験。野外は「のそと」ではなく「やがい」と読むのですよ、モミジ~!

14:20 京阪私市駅到着 解散
途中、岩と岩を結ぶプチ橋の下りもありスリリング。娘も何とか一人で降りる。後半ずっと足が痛いを連発していましたが、なんとか歩き切ることができました。。私も足が痛かったけど、子供の手前、我慢、我慢。
森を抜け住宅街から京阪私市駅までの途中で、養蜂農家らしき家を発見。後で伺うと駅で解散後、何人か買いにいかれた様でした。実は、私も少し気にはなっていたのです。はちみつって美味しいですよね。

感想
HCげんごろうに入会して2年ほどで結婚・転居・出産また転居・転居・・・
この10年機関誌を通してだけの繋がりだったような気がします。でも、こうして時間の経過を感じさせないくらいに受け入れていただける、HCげんごろうのふんわりとした雰囲気は、変わらずあるのですね。
もっと沢山の方とお話するつもりが機会を逃してしまい残念~!次回に向けての楽しみにとっておこうと思います。

冬が終わって、春先の少し霞んだ景色の中、新芽を待つ、はだかん坊の木々の間を潜り抜け、さわやかな風を感じながら歩くハイキングは、実に心地よいものですね。

木々の間を潜り抜け
木々の間を潜り抜け

さりげなく、子連れ、体力のなさをアピールして、前の方を歩かせてもらい、色々とご配慮いただき参加の皆様ありがとうございました。(文・しのはら)

スノーシューハイク1

日時:2015年2月8日(日)
参加者:会員 10名

山は何年経っても、いつ行ってもそんなに変わりませんが、最近の山道具の進化について行けない今日この頃。この一年間に購入したキスリングとパタゴニアのカグール、山小屋のオーナーから頂いた約40年前の木のピッケル、20才の頃に買ったゴローの登山靴がお気に入りで、昔の登山家ファッションに魅力を感じ時代とは逆行しているのはわかってはいるのですが、

前の右側、昔の登山家ファッション
前の右側、昔の登山家ファッション

少しは流行について行こうとここ最近はトレランにハマるも、思うような結果が出すことができず、酒を飲んで不健康生活に逆戻りして結局のところプラスマイナスゼロ。何か新しいことがしてみたいものだと雪山好きの私にとってスノーシューとはいかなるものかここ最近気になるツールの一つでした。

大阪駅から電車に乗り、頭の中で持ち物の確認、スマホで計画書の読み直し、お天気を確認し、流れいく車窓を眺めながらぼんやりしていました。
一つ目の失態。ロープウェイ割引のアンケート用紙を忘れてしまいました。二つ目の失態。電車の乗換を忘れてしまいました。結局下車予定の志賀駅を乗越してから引き返しての一時間ぐらいの大きなロス。悪いことは連鎖的に起こるのものです 。ロープウェイで稜線に上がり、お天気を見てまたまたがっかり。風が吹き、視界はとても悪い状態。難儀やな。天候判断が甘かったかと少し気を落とします。折角お金を出してレンタルしてきたのに皆様に満足して帰っていただけるのか心配になりました。

ガスに向かって登る
ガスに向かって登る

ガスが晴れない中スタートし、12時に何とか蓬莱山へ到着。風が強く体力が奪われていく感じがしましたので、小さな建物を見つけて風よけにしお昼休みにしました。視界が少し開け、スキー場全体が見渡せ、遠く武奈ヶ岳が望めました。お天気は回復方向でしたが、風が強くなる予報だったので油断はできないだろう。
30分の休憩後、小女郎峠方面に歩き始めました。風が強く雪面はクラストし、冬山らしい雰囲気でした。15分ほど下ると風のない静かな鞍部に出ました。目的地まで行くと時間的に難しいので、メンバー全員で雪遊びをしました。雪合戦、巨大な雪だるま作り、私も何年振りだろう・・・こんなに無邪気に雪遊びをしたのは子供のころ依頼でした。

新しい雪の上を歩く
新しい雪の上を歩く

今回は私もスノーシューは本当に初めてで意識していろんな雪面、斜面を選んで歩きましたが、雪山縦走登山にはかなりの威力を発揮するものだとわかりました。問題はシューが大きいので微妙な動きが制限されることと、重さぐらいでしょう。またフカフカの新雪ではどの程度の浮力があるのか疑問が残りますが、登攀色の濃いルート以外は問題なく大きな助けとなるものだと思います。(文・いけうち)

スノーシューハイク2

初めてのスノーシューハイク楽しみにしていました。
朝、家を出発しワクワクしながら電車に乗っていたところ、乗っていた電車が車両故障で動かなくなってしまうというトラブルがあり、電車から降ろしてもらう事が出来たのですが、集合時間に遅れてしまい、参加の皆さんとJR大阪駅のホームで合流という形になってしまいました。
無事に合流でき、志賀駅に向かいました。途中こちらの列車でも全員が乗換え駅を間違え乗り越すというトラブルがありました。自分でも計画書をしっかり頭に入れて参加するように心掛けたいと思いました。
予定よりは時間がかかりましたが、志賀駅に到着しそこからバスに乗ってびわこバレーへ到着することができました。

びわこバレー少しの間で天気が変わります
びわこバレー少しの間で天気が変わります

ロープウェイが新しく立派になっていて驚きました。やっとのこで山頂駅に到着し、みんなでスノーシューを装着しました。どんくさいので上手に歩けるか心配でしたが、思った意所に安定して歩きやすくすぐに慣れてきました。

スキー場を眺めながら昼食
スキー場を眺めながら昼食

スキー場の脇のコースをどんどん進んでいきました。奇麗な真っ白な新雪の上を歩いて行くのですがすごく気持ち良かったです。しばらくして蓬莱山の頂上に到着し、近くの小屋の脇で昼食を摂りました。お湯を頂いて持ってきた味噌汁を作り体を温めました。

雪だるまの頭を作っている
雪だるまの頭を作っている

昼食後、新雪のなだらかなコース途中の、人の居ないとても贅沢な空間でみんなで雪だるまを作ったりして楽しみました。みんなで子供に帰ったように無邪気に楽しんでいました。
予報が微妙なお天気だったので、当日まで心配でしたが、曇り気味で風もあり途中で頬が冷たくて辛かったのですが、時より晴れ間もあり遠くの山の風景も楽しめスノーシューを思う存分楽しむことができました。(文・はっとり)

高見山

日時:2015年1月18日(日)
参加者:会員 5名

出発
高見山はいつか登りたい山でしたが、直前の室内例会で、実際に登った方のレポートヤマレコ情報を見て、雪の多さにびびり、霧氷を見れる期待とアイゼンを付けて登れるのかと、自分自身は少し不安な気持ちで、上本町を出発しました。
榛原駅に着くと高見山行きの霧氷バスが停まっていました。N西さんとは榛原駅で合流でしたが、空席があったためバス車内で待っていると、定刻を待たずに発車してしまい、いきなりのぷちハプニングでした。 これから先のことは不安でしたが、登山口に向かう途中、バス車内から霧氷で山頂付近が真っ白になった高見山を見て気持ちが少し高まってきました。

登山口から小峠まで
民家の脇道を上がるとすぐ登山道で、つづら折りの道を登って行きました。全体的にクッションよくいい感じの道でした。登り始めるとすぐに雪が道脇に出てきましたが、日陰で解けずに残っている感じでした。
進むにつれて道にも雪がつき、凍っているところがありました。何度も滑りそうで怖かったので、私だけ先にアイゼンを付けさせてもらました。急な下りで凍って滑るところもみんなはアイゼン無しでした。アイゼンを付けてからは滑らなくなり、小峠までは滑らずに登れました。

小峠からの急登
小峠の分岐に熊出没注意の看板がありその後も熊の看板が至る所にありました。高見山は熊が出るのでしょうか。

熊に注意
熊に注意

鳥居をくぐって木の階段を上がると、急登が始まりました。今までは準備運動程度でこれからが本格的な登りでこんなに苦戦するとは思わなかったです。後ろ振り返ると急斜面で、足を止めると怖くて足が硬直してしまうのか、次の一歩がなかなか出ない時があった。後ろに体が持って行かれそうな感覚になるため、自然と前のめりになり、それが余計に体力を消耗してしんどかったです。この急登で予想以上に時間をかけてしまい申し訳なかったです。
あとで振り返るとここが一番きつかったかもしれません。ようやくたいらで開けたところに出た時はホッとしました。

杉谷平野分岐
杉谷平野分岐でアイゼン装着を兼ねた小休憩をとりました。時間もあまりなかったため、立ったままおにぎりを頬張りました。
分岐からは降りてきた登山者と登ってきた登山者と行き交うため、ここからは登山者が多かったです。霧氷はこの時点ではありませんが、このあたりは雪が積もっていたため、これから先の霧氷に期待しました。

霧氷の世界
杉谷平野分岐を出発してからすぐに雪が多くなりました。アイゼンは今回で4回目、こんなに雪があるのは初めてで、サクッサクッと雪を踏む音、雪を掴んでいる感覚が気持ちよかったです。途中から樹氷が現れてきて、「頑張って登った甲斐があった~」と思いましたが、こんなのはまだまだ序の口でした。
楽しかったアイゼン歩きも束の間、慣れない雪歩きでしんどくなってきて、途中にいろんな岩がありましたがあまり覚えていなく、だんだんと気持ちに余裕がなくなり、途中からはかなり必死で登りました。
山頂に近づくにつれ霧氷が立派になり、一面の銀世界に感動しました。周りの木々すべてに霧氷が付いていて、樹氷のトンネルは素晴らしい光景でした。上を見上げると青空と霧氷のコントラストも素晴らしかったです。年末の金剛山で初めて霧氷を見ましたが、高見山の霧氷はスケールが大きく圧巻でした。

霧氷
霧氷

疲労で足が上がらず何度も転び、疲れがピークに達してましたが、この光景のおかげでなんとか登り続けることができました。終盤でお願いして休憩した時、地面に座り込みましたが実はあの時体力的にいっぱいいっぱいでした。ネットで見覚えのある山頂の避難小屋が見えた時は、感動してウルっとなってしまい、山頂着く前に、サングラスの奥は涙でかすんでいました。

感動の頂
山頂は360度の大パノラマ絶景でした。
すごい人で混雑してました。高角神社の祠で記念撮影、なかなかとれなかったです。数分の滞在でしたが、この絶景を目に焼き付けて、感動さめやらぬまま下山開始しました。帰りは行きより行程が長かったですが、順調に下れ、予定のバスに乗ることができました。最後は橿原神宮前駅で途中下車して反省会をしました。

高見山頂上
高見山頂上

途中の判断では、山頂までは無理で行けるところまで登るとのことでしたが、数分の滞在なら山頂行けると判断してくれたS藤リーダーをはじめ全ての人に感謝です。私が小峠からの直登でもたついたために、数分の滞在でしたが、雪山の頂に立てたこと、全てに感動しました。
霧氷は気象条件が整わないと見れないもので、当日は青空で天気が良く、風もあまりなく、最高の霧氷日和でした。全ての条件が整ったのは運が良かったです。
この程度では雪山のうちに入らないかもしれませんが、この雪山の経験は今後の山登りの中で大きな自信になりそうです。ありがとうございました。(文・いわさき)

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